ドクター志賀のワクチンと免疫の羅針盤 No.161
テーマ:コロナパンデミック第7波襲来の気配濃厚
①再びパンデミック拡大の様相を呈してきた世界の感染状況
オミクロン株BA.1を主流とするパンデミックが終わりに近づいていると楽観視する意見がチラホラ、マスコミの報道で噂にされますが、次は既に第7波が押し寄せてくるのではないかという悲観的な推測をする学者もいます。
②欧州、東洋で爆発的な感染がつづいている
3月25日、米国ジョンズ・ホプキンス大学の統計をまず調べてみます。
世界各国の1日の感染者数と死亡者数を記載します。
感染者 死者
1.ドイツ 148,486 --- 135
2.フランス 140,528 --- 111
3.イギリス 101,587 --- 162
4.イタリア 82,648 --- 182
5.米国 44,175 --- 1032
6.ブラジル 37,206 --- 314
7.トルコ 16,894 --- 77
8.韓国 339,396 --- 392
9.日本 47,470 --- 115 (参考データ)
③突出して感染者の多い独・仏・英・韓
このデータを比較すると直ぐわかる通り、ヨーロッパの独・仏・英の3ヵ国と韓国がパンデミックを起こしていることが、一目瞭然にわかります。
この感染拡大を起こしているコロナウイルスの中には、新型のオミクロンBA.3という変異株と、デルタクロン(デルタ変異株とオミクロン変異株の合体したウイルス)が感染拡大をする気配が感じられます。
そうなると、7月頃に来ると予測される第7波は今まで以上に感染率が高く、重症化率や死亡率が、更に増加するのではないかという不安が起こります。
④急がれるコロナ用のインフルエンザ・タミフルのような内服薬の開発
現在人類は、コロナ変異株に対抗する手段として、ワクチンという武器しか持っていません。しかし、ここまでワクチンを打ってきて、果たしてコロナに勝利するか、或は、共生共存で過ごしていけるか、の判断に疑問を覚えている方も多いと思います。
1日も早く、インフルエンザに対するタミフルのような特効薬を開発しなければなりません。
⑤新薬開発に100年は待てない
インフルエンザのスペインかぜが大流行した100年前、世界は第1次世界大戦の真っ最中でした。
その大戦を鎮めたのは、インフルエンザではないかと言われるほど感染が爆発的に広がり、死者の数も急増。戦死者を超える様相を見せるようになって大戦は収まった、とも言われます。
当時と現在の世界情勢は類似しています。
今や、地球は核戦争になるのではないか、という危険を含み、人類の滅亡の不安さえ広がってきています。
或は、オミクロン変異株は、宇宙創造の神の使者かもしれません。
戦争などしている場合ではないのです。
既に、コロナ感染で人類は4億7千万人の感染者を出し、その内約610万人の命を失っています。
今こそ、戦争など直ちに中止して、人類の生存のために英知を結集する時が来ていると思いますが、みなさんはどうお考えですか。
ご意見のある方は、ツイッターで大いにつぶやいてほしいと思います。