7月29日、りょんが脳症になって12年が経ちました。

今年は新型コロナのこともあるのか、もう12年も前のことなのに、当時のことを考える日が多かった。こんなに経つのに、あの日起きたことが場面ごとに思い出される。
誰のせいでもない、あの日、りょんに異変が起きたのは運命だったと思いたいけど、まだ赤ちゃんだったりょんにストレスをかけていたからか、どこかで私のせいじゃないかと考えてしまうのだ。

ふつうのハイハイをしない事に、すごく焦っていた。うつぶせにしてもすぐひっくり返り、背バイでどこまでも移動していた。
保健師さんに相談したら、こんな変な子見たことない、発達センターの先生に診てもらいなさいと言われて泣いた日々。
背バイ以外は、順調に発達していたように思ってた。パパ、ママ、マンマは言えていたし、笑ってたし、目も合うし、とにかく喃語でよくおしゃべりしていた。
つかまり立ちが好きで、テーブルの前に立たせたらぐるぐると伝い歩きもした。
脳症になった日の翌日に発達センターの受診予約が入っていたので、10日前くらいからつかまり立ちを長い時間させていた。
ハイハイができないだけで病気なんかじゃない、ほらこんなにできるんだよ?何も問題ないよね?
って思いたかった。
きっと、無理させたよね。

赤ちゃんのりょんに、疲労とストレスをかけてしまって、免疫力を下げたんだと今でも後悔が消えない。

あの日だって、もっと早く何かできていたんじゃないか?って思うことがいっぱい。

12年も経つのに。


話は変わるけど、
少し好きだった俳優さんが若くして亡くなられたのと、私が働いていた時のお世話になった上司が先週亡くなられたのがショックで…。

生死についてよく考えるようになった。

あの日の後悔は消えないけど、りょんが生きていることに、そばで笑っていることに感謝しないとな。