ご閲覧ありがとうございます!
乳がんサバイバーのまいまいです
先日温泉旅行に行ってきたのですが、
治療始まる前に行っておけば良かった!
と思ったので、その理由や注意点について
お話したいと思います
治療がもう始まってる人も、
状況によってはまだ間に合うので、
ぜひ読んでみて下さい
治療前に温泉に行く理由
術後傷口が落ち着くまでは入れない
放射線治療後も1ヶ月はNG
ズバリ長期間温泉に行けなくなるからです!
私は多少の傷跡は気にしないタイプですが
(目が悪くて周りの視線や自分の傷がよく見えないから)
それでも現実問題、思ってたより行けないな
ってことが改めて分かりました
抗がん剤による脱毛
脱毛期はエグいくらい髪が抜けます
頭皮冷却をしていても、です
抜けた毛が排水溝に絡まって詰まるし、
入浴した湯船にもぷかぷか浮かぶし、
こんな状態で大浴場は無理です
また、脱毛期が終わっても抗がん剤中は
普通の人よりはるかに毛が抜け落ちるし、
ハゲが目立つ状態だと流石に行きづらい
かなって思います
となると、頭皮冷却していない場合、
脱毛期〜脱ウィッグ(ベリーショート)まで
1年くらい?は温泉行けないわけです
手術の傷や見た目問題
1.5cm以下の早期乳がん向け先進医療の
ラジオ波熱焼灼療法を使うか
再発転移覚悟で手術を断るかしない限り
乳がんは早期の場合でも手術をします
術後は医師の許可が出るまで入浴NGです
※シャワー浴なら退院前に許可が出ます
湯船に浸かるのが先生によってはしばらくNGです
傷跡や見た目については問題山積み
乳輪乳頭残した全摘で同時再建の場合は
側面を切るので隠しやすいですが、
温存だと腫瘍の場所によっては目立つ所に
傷をつけるケースがありますし、
同時再建なし全摘は片胸ぺったんこ、
自家組織再建は胸以外に15〜30cmの傷、
乳輪乳頭は胸自体の再建から半年くらいは
再建できない(=完全復活まで1年以上)
あげだすとキリがないです
傷跡なんて気にしない!って思ってた私も
片胸ぺったんこや乳輪乳頭なしなど
異質なのはちょっと厳しいですね
タオルを湯船に浸けるのはマナー違反ですし
湯浴み着もあまり浸透していません
それでも大人相手ならまだ良いですが、
もし周りに小さい子がいたら?
隠してても脱衣所などで見えてしまって
怖がらせてしまったら??
そう考えると子連れで賑わってる大浴場は
避けてあげたい気持ちです
放射線治療
温存手術や私のような進行性乳がんで
標準的に行われる放射線治療ですが
治療中は温泉がNGです
治療後も1ヶ月くらいはNGです
その後も肌がまだピリピリ炎症してたり
焼けただれた肌が剥がれ落ちる前だと
温泉は厳しいかなぁと思います
そんなこんなで、、、
手術するとor抗がん剤の脱毛期に入ると
しばらく(1年以上)温泉に行けなくなっちゃう
ので行けなくなる前に行っておこう!!
というわけです
私は既に脱毛してるので、
大浴場には行けず、露天風呂付き客室で
お部屋の温泉に入って癒されてきました
タイミング的に TCの脱毛期は終わっており、
脱毛が少し落ち着いていたので無事に行けた
という感じです。
その後AC療法のヤバすぎる脱毛期がきまして、
本当の本当にラストチャンスだったなぁ。
温泉の注意点
一般的に温泉の禁忌症に「悪性腫瘍」が
含まれますので、自己責任または
主治医の判断を仰いで下さい
私は腫瘍も小さくなったし、元気なタイミングで
絶対無理しないを条件に自己責任で行きましたが、
看護師さんに温泉行った話してもスルーだったので
多分大丈夫でした。笑
体調が悪い場合、滲出液がある場合、
進行が早い場合、ステージⅢ以上などは、
禁忌に当たる可能性があります
環境省が示した基準についての通知をベースに、
経緯なども含め、かなり分かりやすく書かれています。
次回から、話は前後しますが、
抗がん剤前の妊孕性温存について
書いていきたいなって思っています