以前、
将棋道場は怖くないですよ~
という記事を書きました。
そちらに関しては、こちらから読むことができます
そのことには嘘はなく、ほとんどの将棋道場は「優良道場」と言えるくらい、棋力に関係なく歓迎されます
ですがどんなことにも例外はあります。
結構前の話になりますが、優良とは言いがたい道場が結構存在していた時期がありました。
そこがどういったところか…
今回はそれを紹介します
それは僕の学生時代、そしてそれが終わって間もない頃の話。
東京にあるとある将棋道場が舞台です。
実は別ブログの自己紹介の中で
「今も存在している」
と書いたのですが、最近はそこの話を聞かなくなりました。
僕もそこにはかれこれ何年も行っていないので、風の便りに頼るよりないのですが、確たる証拠が…
ということなので、
「今もあるかもしれない」
に訂正させてくださいm(_ _)m
その将棋道場は喫煙OKで、タバコをふかす人がたくさんいました。
最近は禁煙道場が多いことを考えると、時代を感じますね
ほかにもある対局の回りに人が数人いて、1000円札を何枚か出してやりとりをしていることも
何をしているかはすぐにわかりましたが、僕はこれは嫌いなので、その場を去りました。
ここからは対局に関する話
僕が初めてこの将棋道場に行ったときの、最初の対局です
僕は地元では四段でしたが、ここではそれが認められず、三段からのスタートでした。
相手は三段の人。
この人は三段なのですが、三段の割には強いらしく、その道場ではとある異名がついていました。
その異名は載せませんが、正直あまり格好良くない異名でした。
その将棋は僕の必敗形となり、敗色濃厚
いつ負けてもおかしくない状況ではありましたが、相手のうっかりがあり、形勢逆転。
僕の逆転勝ちとなりました。
あまりに悔しかったのか、相手は盤面をぐしゃっと崩し、
あーこんなのに負けちまったよ
と大声をあげて去って行きました。
こんなの…
僕は相当舐められていたようですね
面白い話ですが後日、この人と再び対戦し、そのときは僕の負け。
勝ってご機嫌なのか饒舌になり感想戦を行い、常に上から目線でした。
これはこの人だけだろうと思っている話
相手は二段の人です
正直あまり強い人ではなく、油断しなければ勝ち越せる相手だと思いました。
ですがこの人、とにかく指したあとにその駒をはがし、違う手を指すことが多いこと。
1回の対局で10回くらいはそれをやっていました
今なら
あなた、反則だよ
というと思いますが、当時の僕はまだ若く、心の広い人間でした(笑)
自意識過剰なとんでもない人間
ここで紹介する人、それが原因でそこの将棋道場に行くことをやめました。
そういった意味ではキーポイントとなった出来事です
相手は四段の人。
この将棋の全部を覚えているわけではないのですが、序盤と相手の名前、今でもはっきりと覚えています。
ちなみに序盤は、こんな感じでした。
図面は先後逆で、僕が手前の後手番。
図は▲7七桂まで。
この将棋はここから相手が立石流に組むのですが、とにかく駒音がうるさかったです。
多少ならともかく、必要もないのに駒音を鳴らす行為に、僕はイライラが出ていました。
そこで僕は
もう少し静かに指し手もらませんか
とやんわり提案したところ、相手は
格下の分際でガタガタ言ってんじゃねぇ、この野郎
と逆ギレされました。
ここでも今の僕なら、
そんな言い方はないだろ、不快行為を注意するのに段級は関係ない
などと理由を言って、口論になった可能性が高かったと思います。
ですが当時の僕はまだ穏やかな人間だったので、そのまま対局を続けました。
と言いつつもすでにやる気がなくなったこともあり、将棋は負け。
対局終了後に相手から
俺は紳士的な人間だからともかく、もっと態度の悪い人間もいるぞ
と言われたのですが、個人的には、
「格下の分際でガタガタ言ってんじゃねぇ、この野郎」
という時点で、あなたを紳士的とはとても思えない。
あなた、いつの時代の人間なの
相手を不快にさせてそんなに楽しいのか
という言葉が出そうになりましたが、そこは抑えて終わらせました。
この対局直後、僕はここには二度と来ないことを誓い、帰りました。
雰囲気的にこの男クラスや、それ以上の態度の悪い人間がたくさんいると判断したからです。
こうして、生涯で最悪だった将棋道場を去りました
ここまでひどいところは、この前にも後にも、遭遇はしていません。
と、ここまで昔話を紹介しましたが、これ以降に遭遇した将棋道場はすべていいところで、人にもすすめたいところばかりです
それは冒頭にも書いたとおりですし、こちらの記事にも紹介してあります
正直、ここまで強烈な将棋道場、今は新たに発見しようとしても、ないかもしれません。
それも将棋道場を経営してくださる方々のおかげですね
こういったところは滅多にないとは思いますが、もしも遭遇してしまったら、すぐに行くのをやめること。
これが1番だと思います。
そしていい将棋道場を見つけ、将棋を楽しんでください
将棋記事、更新しました♪