「マンガでわかる!うつの人が見ている世界」
(大野裕、NPO法人地域精神保健福祉機構監修 工藤ぶち画)
本書を読み終えて最初に思ったこと、それは
ぜひたくさんの人に読んでもらいたい
ということでした。
「うつ」は現代病とも言えるくらい、たくさんの人が発病しています。
症状の強弱もそうですが、予備軍も含めると本当に多いです。
そしてその人たちの苦しみが、本書には随所に紹介されていました。
半分はマンガで紹介されており、本当に読みやすかったです。
僕はこれで半年ほど棒に振った時期があるのですが、本書を読んでみると、ひょっとしたらもっと以前から持っていた可能性もあると感じました。
昔から「生きづらさ」を感じていた僕ですが、親や回りからは「気持ちの問題」として片付けられ、そして過ごしてきました。
お金の問題もあり、本当にしんどかった記憶があります。
それもひょっとしたらこれが原因だったのかもしれません。
そういった経緯もあるので、苦しんでいる人に対して手をさしのべ、そして1人でもうつで苦しむ人を減らしてあげたい、そういった気持ちにもなりました。
うつの症状は千差万別で、本書に紹介されているもので全部ではないとか。
それでも本書を読み、助けてあげたいという気持ちになったのは事実です。
本書を読んで本当によかった。
そう思っています。