読書感想181 非正規介護職員ヨボヨボ日記(エッセイ・ノンフィクション) | フリスビーの読書感想

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「非正規介護職員ヨボヨボ日記」

(真山剛著 フォレスト出版)

 

今となってはすっかりおなじみとなっている「○○日記」シリーズ。

今回の舞台は「介護職員」です。

 

介護職員、様々な面できつく、需要は非常に高いのですが、離職率もこれまた高いと言われています。

本書にもそのことが書かれているのですが、そのあたりは事実のようです。

そういった職種でありながら、なぜか給料が安い。

これからの高齢化社会のことを考えると、なぜ給料を上げられないのか?

ふと思いました。

 

介護職の内容も書かれていますが、これまたキツイ。

著者は4年働いているようですが、すごいと感じてしまいました。

続ける理由として

 

人と関わるのが好きだから

 

とのことです。

確かにそういった方でないと務まらない職業かもしれません。

人付き合いが好きではない僕だと、ちょっと厳しいです。

 

実際に読んでみて、本書は深刻さのほうが前に出ている感じです。

それは少子高齢化という現実が頭にあるからかもしれません。

著者にはただただ頭が下がるばかりです。

そしてこれからも頑張ってほしい、そう応援したいと思います。