秋らしくなって

お茶やコーヒーが恋しくなる季節。

 

夏って暑いのもあって

熱いものもあまり飲まない。

 

そうすると

なんか身体がソワソワしてくるんだよね。

 

出かけたかったり

じっとしてられなかったり。

 

多動症みたいになる。

 

夏は喜びの季節だから

浮足立ってるのもあるだろう。

 

そんな秋を過ぎ

昨日は新月だったし

お茶が飲みたくなってくる。

 

この時期、よく思い出すのが

母の実家だった長野県では

ことあるごとに、お茶でも飲もうとなるのね。

 

お茶と野沢菜がセットで出てきてた。

 

お茶飲むときに

漬物がアテって面白い。

 

お茶は緑茶だったか

玄米茶だったような

 

私ら子どもがいたからか

おせんべいとかお菓子も用意してくれて

 

何かしてても

お茶だよ、というと

 

みんな集まってきて

お茶をすすり

ポリポリ野沢菜食べるのが

面白くって。

 

話してる内容とか全然覚えてないけど

この空間がすごく好きだった。

 

お茶を淹れる人が

主導権を握ってる。

 

つまり、台風の目であり

その場を創る中心となる。

 

「まぁまぁ一服どうぞ」

と言うと、みんなぞろぞろ集まってきて

 

お茶をごっくんと飲むと

怖い顔がゆるみ、ほころび、笑顔になる。

 

疲れた表情だった人も

ほっと一息ついたら元気になって

 

笑顔だった人は、安心した顔になり

 

熱いお茶が身体に入って

深呼吸すると、みんな安らいだ顔になる。

 

この場でいろいろ話をして

元氣を取り戻して

またそれぞれのポジションに戻ってく。

 

お写真もお借りしました。

長野県の長寿の理由は、野沢菜と緑茶だった説。

 

 

 

 

 

お茶をやるようになって

なんとなくわかってきた。

 

様々な茶器を駆使して

お茶を淹れられるようになりたかったのも

 

6,000種類ともいわれる

たくさんのお茶の種類を知りたかったのも

 

私の茶話会や中国茶会の原点は

きっとここにある。

 

「まぁ、一服どうですか。」
 

今ここに引き戻す

この魔法の言葉を出逢う人に

かけ続けたい。


同じように感じる仲間を増やしたい。

 

 

そのときそのときで

あなたの身体と心が巡り合うお茶がある。

 

たくさんのお茶の中から

あなたにピッタリのお茶と出逢う幸せを

体感してほしい。

 

 

 


焦ったり心配してるとき

今ここではないどこかに

意識が引っ張られている状態なのだけど

 

こういうのって

生きてれば何度も訪れると思う。

 

きっと死ぬまで無くならない。
 

だから、そんなとき

お茶を淹れ愉しむ時間をもつことは

とても豊かなことなのだと言い切れる。

 

今の自分を

丸ごと受け入れ味わう時間になる。

 

私は伝えていきたい。


過去の後悔や

未来の不安や心配は

幻想だと気づき
 

訪れる未来を

今ここで寛ぎながら待てる自分になろう。

ちょっと詩人風に締めてみたてへぺろ

 

 

 



鬼ヶ島眺めてきたよ〜

 

 

 

 

さて、今日はこれから

オンライン茶話会です。