こないだ、
めっちゃくちゃ嬉しい事を
息子が言い出した。
ママの誕生日にも
ケーキを焼こう。
そうじゃなくちゃ
誕生日じゃない
何それ！！
嬉しすぎるんですけど
で、練習するぞってんで
一緒にシフォンケーキを焼いた。
白身と黄身に分けるところで
大苦戦して
もういややって言うてたけど
その気持ちが嬉しくてね。
無防備でいると
言葉って入ってきやすいよね。
良くも悪くも。
うちは誕生日にはケーキを焼き
子ども達が好きなようにデコレーションする。
準備も大変だけど
楽しくてずっと続いてる。
子どもたちは味見がお好き
のだけど
私の誕生日の時だけは
ケーキを買いに行く。
いつも食べないケーキを選べるから
みんな喜んでいて。
それはそれでいいかなと
私も思ってた。
なんと言っても綺麗だし。
楽だし
私の誕生日、
ケーキ屋さん推しのパパとお姉ちゃんを
息子はどう説得するのか、楽しみだったりする
作ったケーキは
まぁ、申し訳ないけど
とても見せられたもんじゃないんで
あんまり載せないんだけどさ。
味は、美味しいよ。
気をつけていることがある。
材料だけはしっかり吟味すること。
最近は、米粉で焼いてる。
土台は、米粉のシフォンケーキ
ベーキングパウダーは使わず
卵で膨らませる。
生クリームは
添加物入ってないのを選ぶ。
ケーキを買うよりもしかして
高いかもしれん
たぶん、この時間が好きなんだろう
私の考えとして
土台さえしっかりしてりゃ
あとはなんでも良いわ
ってのがあった。
思い起こすと
ダシもその考えから来てたのね。
ダシさえしっかりしてりゃ
あとはどんな切り方でも良いわ
コーヒーもそう。
自分で焙煎さえできてれば
あとはどんな飲み方でも良いわ
で、誕生日のケーキも同じで
スポンジさえできてりゃ
あとはどんなデコレートでも良いわ
ってね。
結果として
スポンジだけ焼いて
あとは託すカタチをとってきた。
デコレーションは苦手だと思ってたけど
実はそうじゃなかった。
そこそこできそうだと今なら思う。
土台にエネルギーを注ぎ続けた結果
その上にあるものにまで
意識が回ってなかったというだけだった。
そこに気づけたということは
次のステップだ。
その土台をベースにして
その上にある彩りを楽しむ時期に突入だ。
ダシをベースにして
シフォンケーキをベースにして
私というダイヤモンドをベースにして
どんな料理を作るか？
どんなデコレーションをするか？
どんな人生を楽しむのか？
息子とのことがあって
土台作りにだけこだわる時期は過ぎた
って確信した。
その土台を元に、人生という舞台で
楽しんで生きていけばいい。
いろんな彩りの料理は美味しそうだし
綺麗に盛り付けてあると、テンションもあがる。
素敵な茶器で淹れたお茶も素晴らしい。
すごく嫌なんだけど
カミングアウトするわ。
見た目だけにこだわって
中身がスカスカな人を馬鹿にしてた。
ちゃんと仕事しろよ、
ちゃんと子育てしろよ、
って思ってたわ。
ダシを使ってない
うわべだけ美味しそうに見える料理なんて
添加物だらけで食えたもんじゃないわ
って、馬鹿にしてたな。
やっぱ、オシャレは楽しいし
仕事も子育ても、優先しない時だってあるよ。
ちゃんとしてなくたっていい。
そもそも完璧を求めすぎなだけ。
ダシを使って無くても
インスタントやお総菜も
簡単で便利だし
それで笑顔になるんなら
存在しててくれた方が良い。
選択肢が増えるだけだから。
馬鹿にしてるからさ
いざ、自分がそうなりたいと思ったときに
できなかったりする。
しょーもないプライドは
しょーもないジャッジから始まって
結局、こうやって自分で
自分の首を絞めるの。
動けない理由はそこだ。
そうやって心の中で
思いっきりジャッジしてたことに
気づいちゃったのよ。
そういうのは
言って無くても滲み出る。
すみませんでした！！！
もちろん素材の良さが土台にあってこそ
美味しいのは当たり前。
プラス遊び心、冒険。ワクワク。
そこが人生の楽しさにも繋がっていく。
土台がしっかりしてるんだから
大丈夫。
自分らしくいることや家族と過ごす安心は
楽しさと引き替えに差し出す物ではない。
その安心を土台に
人生を楽しむということだ。
きっと
そっちの方が楽しいハズなんだけど
いかんせん、
土台にばっかり注視しすぎたせいで
楽しむのが違和感に感じてる自分もいる。
面白いね。
どこに意識をフォーカスするか
だけなのに。
土台をもとに
人生を美味しく楽しむ。
この新月の
私の決意でした
ツシマミチコ