私が書道教室で意識していることは、「頑張っていることを褒める」ことです
例えば、硬筆用紙がなくなった時、私はツケで用紙を渡します
それを忘れずに翌週お金を持って来た子に、
「よく覚えていたね。偉い!」
と褒めます
お手本を一生懸命見て書いた作品を持って来たら、
「よくお手本を見たね!」
直された所を次は言われた通りに書いてきたら、
「言われたことをちゃんとやってきたね!」
大筆をしっかり洗ってきたら、
「お!筆が上手に洗えているね!」
家で自主勉強をやってきたら、花丸!
という風に、努力したことを見逃しません
すると、生徒達は自分のことを見てくれているんだと思い、益々頑張れます
結果ではなく、努力を褒めることが子育てや教育には良いと聞きます
私は昇級昇段試験の結果は、一緒になって喜びます
我が書道会では、七夕、社中展、書き初めで賞がありますが、それで受賞したら、
「おめでとう」
と言うのが幸せです
それまで賞を貰ったことがない子は、とても喜びます
そうやって、頑張ることも楽しい、昇級昇段が嬉しい、受賞したらもっと嬉しいという環境を作るのが私の役目です
子ども達が学生時代に努力することの楽しさが分かれば、大人になっても生きていけます
人生はどんな人でも山あり谷ありです
苦難は容赦なく襲ってきます
それでも乗り越える力を子どもの頃に養う
努力して乗り越えよう
そう思える自信をつけてあげたいと思っています
子ども達が将来どんなに成長するか、楽しみです