私は月曜日から金曜日まで教室をしている


午後2時半や3時半から夕方6時半、長い日は8時半まで


その仕事に出る前に家事を済ませている


帰ったら何もしなくていいように、晩ご飯を作り、お風呂も洗っている


毎日のトイレ掃除ももう1年半続いている


夜、書道



休みは土日、祝


祝日があれば、土曜日朝、教室をしている


家事をして、書道をする


ガッツリとだ



こうして漢字の書道会で12課題、仮名の書道会で6課題を書いている


休むときにはゴロゴロし、書く時にはガンガン書く


書で疎密を作るように、生活も疎密にする


そうやって時間を作り、作品を書く時間を確保する



今年は漠然とした目標しかない


受賞したい、ただそれだけ


どうやって叶えるか、まだ具体案がない


やりながら、そのルートを作れたらいいなと考えている



昔は師匠がどうやって書道されているんだろうと不思議だった


その頃の私は、条幅を書くのにも2〜3時間かかっていたからだ


今、同じ時間があれば、2〜3課題書ける


目も手も鍛えられたのかも知れない



先日、産経国際書展審査員のO先生は、産経の手本を書くのに、こう仰っていた


「草稿をしっかり練っていたら、2、3枚で書けるようになったよ。」と


そんなに進化するんだ、とびっくりした


私もまだまだ進化中なのかも知れない



今日のノルマは、条幅2課題




有明(ありあけ)のつれなく見えし別れより暁(あかつき)ばかり憂(う)きものはなし


壬生忠岑(みぶのただみね)


歌意

有明の月もあなたもつれなかったあの朝の別れ以来、暁ほどつらく感じるものはない。



仮名条幅を始めて約10年


ひたすら手本を真似ることしかできなかったが、仮名の教室で教えて頂いたおかげで、自分で考えることができるようになった


お手本では、「り(利)」が3回も出てきていたので、利、り、里と変えてみた


また、1行目と2行目に、「し」がありバランスが悪かったので、終わりの「し」は之にしてみた


その代わり、「より」を2行目にずらした


こういう応用がなかなかできなかった


沢山、沢山書いてきたから、やっとできるようになったのだと思う


そして何より、沢山、沢山教えて頂いたからこそ、できるようになれたのだと思う



鏡を見ていると、もう歳は取りたくないと思うが、書道をしているとまだ30年は書きたいと思う





孫過庭『書譜』臨書


側筆を上手く使いたいと思うけれど、まだまだ思い切りが足らない


春までには、もっと大胆にできるようになろう



明日のノルマは、半紙


こうやって1日、1日、自分で作ったノルマをこなしている


そうすることで、いつかの大きな夢も叶うような気がする


結局、小さいことの積み重ねができるかどうかだ



「私たちに偉大なことはできません。


 偉大な愛で小さなことをするだけです。」


 ーマザー・テレサ(修道女)ー




さあ、年末には充実感を味わいたいですからね


明日もがんばろう