和田秀樹「嫉妬学」★★☆☆☆ | テレビ・本・映画・観劇・観戦等日記

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和田秀樹「嫉妬学―足を引っ張る“エンビー”嫉妬、上を目指す“ジェラシー”嫉妬」★★☆☆☆

 

この本で著者がいいたいことはただひとつ。

足を引っ張る“エンビー”嫉妬はやめて、上を目指す“ジェラシー”嫉妬となれ、ということ。

 

2003年出版の本だけど、日本社会の分析が恐ろしいほど古めかしく今や全く価値を失ってしまった。和田秀樹は好きな著者だけど、これほどまでに思考が浅かったのだと驚き。

 

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嫉妬学―足を引っ張る“エンビー”嫉妬、上を目指す“ジェラシー”嫉妬
和田 秀樹【著】

 


内容説明
サラリーマン田中耕一さんがノーベル賞をとれた理由。「ゆとり教育」を、嫉妬学の観点から論破する!バブルと不況が招いたエンビー嫉妬の蔓延。東大卒の官僚・学者・マスコミ・医者はなぜ悪事を働くのか。…すべて「嫉妬」で理解できます。

目次
第1部 日本の嫉妬構造を分析する(日本は、足を引っ張る「エンビー型嫉妬」優勢の社会;日本の教育にみるエンビー構造を分析する;社会・経済にみるエンビー型嫉妬の構造;ジェラシー型嫉妬社会におけるインセンティブの効果と限界)
第2部 日本再生のために―嫉妬構造をどう変える(いまこそエンビー型社会からジェラシー型社会へ;もう一度、皆が競争に参加できる社会にする;田中耕一さんノーベル賞受賞で嫉妬の問題を考える;日本のエンビー型嫉妬構造を克服するために)

著者等紹介
和田秀樹[ワダヒデキ]
精神科医。1960年大阪生まれ。1985年東京大学医学部卒業。東京大学附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェローを経て、現在は川崎幸病院精神科コンサルタント。一橋大学経済学部(現代経済学)、上智大学文学部(心理学科)などの非常勤講師を歴任。心理学、教育問題、老人問題、能力開発、大学受験などのフィールドを中心に、テレビ、ラジオ、雑誌などで活躍中
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