テレビ・本・映画・観劇・観戦等日記

テレビ・本・映画・観劇・観戦等日記

★★★★★:皆に勧めてまわりたい ★★★★☆:人に聞かれれば勧める
★★★☆☆:人に勧めることに責任とれない ★★☆☆☆:見ないことを勧める
★☆☆☆☆:時間の無駄 やめろ ☆☆☆☆☆:存在自体を否定したい
+:+1/2星|-:-1/2星

このアメーバの世界の片隅でブログやっています。
拙いブログですがどうぞよろしくお願いします。

カマたく「頑張らなくても意外と死なないからざっくり生きてこ」★★☆☆☆

内容がありきたりでつまらない。

 

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頑張らなくても意外と死なないからざっくり生きてこ


カマたく【著】
KADOKAWA(2022/12発売)
サイズ 単行本 / 192p
 

著者紹介
カマたく(かまたく)
歌舞伎町のギャイバー(ゲイバー)「CRAZY TV」のスタッフ。SNSでのズバッとした語り口と親しみやすいアドバイス動画で話題を集め、人気を博す。
 

目次
第一章 人間関係なんて「まあいいか」でいいのよ
第二章 仕事で死にそうになってるアナタへ
第三章 自分の人生、自分で決めて何が悪い
第四章 ざっくり生きるための処方箋
あとがき
 

内容の概要
SNSで若者を中心に支持を集めるインフルエンサー・カマたくによる人生相談・自己啓発エッセイ。真面目すぎて生きづらさを抱える読者に対し、「完璧を目指さなくていい」「嫌な人間からは逃げればいい」といった肩の力を抜いて生きるための考え方を自身の言葉で語りかける。
 

意義
過度なストレスや承認欲求に悩む現代人に対し、無理をしない生き方や開き直りの重要性を提示するカジュアルな自己啓発書。
 

反響
SNS上のファンや軽い読み心地を求める層からは共感を得た一方、ありがちな自己啓発メッセージの域を出ないと感じる読者もいた。
 

ネタバレ
他人の目を気にせず、完璧を求めずに「ざっくり」と生きてもなんとかなるというメッセージが一貫して語られ、自分を大切にして気楽に生きようという励ましで結ばれる。

和田秀樹、奥村康「「80歳の壁」は結局、免疫力が解決してくれる」「90歳の幸福論」★★★☆☆


内容に同意するけど2冊とも同じ内容の焼き直し。

 

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「80歳の壁」は結局、免疫力が解決してくれる

 

和田 秀樹、奥村 康【著】
宝島社(2023/11発売)
サイズ 新書判 / 208p
 

著者紹介
和田秀樹(わだ・ひでき)
1960年生まれ。精神科医。高齢者医療の専門家として数々のベストセラーを著す。
 

奥村康(おくむら・こう)
1938年生まれ。順天堂大学名誉教授、医学博士。免疫学の第一人者。
 

目次
第一章 80歳の壁を越える免疫力の秘密
第二章 我慢しない生き方が免疫を高める
第三章 過剰な薬や検診が命を縮める
第四章 肉を食べて楽しく笑うシニアの養生法
終章 人生100年時代を幸福に生き抜く
 

内容の概要
高齢者医療のスペシャリスト・和田秀樹と免疫学の権威・奥村康が、80歳以降の健康と幸福な生き方について語り合う対談本。我慢や無理な食事制限を避け、やりたいことをして免疫力を高めることが元気の秘訣であると主張する。
 

意義
高齢期の過度な医療介入や減塩・ダイエットなどの我慢に異を唱え、精神的な満足感や肯定的な生き方が身体的免疫にも良い影響を与えることをわかりやすく解説している。
 

反響
高齢者層やその家族から支持を集めるベストセラー著者の対談企画として注目され、シニア世代の健康意識に寄り添う書として読まれた。
 

ネタバレ
健康診断の数値に一喜一憂せず、好きなものを食べ、好きなことをして楽しく過ごすことこそがNK(ナチュラルキラー)細胞を活性化させ、結果的に長寿と幸福につながると結論付けている。


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90歳の幸福論
 

和田 秀樹【著】
扶桑社(2024/01発売)
サイズ 新書判 / 192p
 

著者紹介
和田秀樹(わだ・ひでき)
1960年生まれ。精神科医。東京大学医学部卒。高齢者専門の精神科医として30年以上の臨床経験を持つ。
 

目次
第一章 90代を迎える心得
第二章 頭と身体の衰えを受け入れる
第三章 晩年の「欲望」こそが生きるエネルギー
第四章 人間関係の手放し方と不機嫌にならないコツ
第五章 やりたいことだけやって笑って逝く
 

内容の概要
90代という人生の最終盤において、いかにして機嫌よく、悔いなく幸福に生きるかを精神科医の視点から提言する新書。衰えを素直に受け入れつつ、自分の欲望に素直になり、我慢をやめる生き方を推奨する。
 

意義
長寿化が進む現代日本において、単に長生きするだけでなく「晩年の人生の質」を高めるための考え方を具体的に提示している。
 

反響
同著者の他著同様、わかりやすい語り口とポジティブなメッセージがシニア読者の共感を集めた。
 

ネタバレ
80代・90代になっても「我慢をしない」「自分の好きに生きる」という一貫したテーマを説き、残された時間を自分らしく謳歌することこそが至上の幸福であると結んでいる。
 

青木 理「百年の挽歌」★★★★★

非常に読み応えがある。102歳で自死した飯舘村の村民にまつわる見事な物語で何度も泣いてしまった。102歳の爺の言葉「長く生きちまった。見たくないものを見てしまった」

 

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百年の挽歌


青木 理【著】
講談社(2024/03発売)
サイズ 単行本 / 352p
 

著者紹介
青木理(あおき・おさむ)
1966年生まれ。ジャーナリスト、ノンフィクション作家。共同通信社記者を経てフリーに。事件、治安、メディア、社会問題をテーマに精力的な取材・執筆活動を展開する。
 

目次
第一章 開拓の地・飯舘村
第二章 3.11と全村避難の激震
第三章 102歳の決断と遺言
第四章 奪われた故郷とコミュニティの崩壊
第五章 国家と原発事故の犠牲者たち
終章 「見たくないものを見てしまった」―百年の足跡
 

内容の概要
福島第一原発事故によって全村避難を余儀なくされた福島県飯舘村を舞台にした渾身のノンフィクション。100年以上にもわたり代々土地を耕し、自然とともに生きてきた102歳の村の老人が、原発事故による避難の直前に自ら命を絶った実話に迫る。ジャーナリスト・青木理が遺族や村人たちへの丁寧な取材を通じ、開拓の歴史から原発事故によるコミュニティの破壊、そして「長く生きちまった。見たくないものを見てしまった」という言葉遺した老人の悲劇を描く。
 

意義
国家国策の果てに起きた大事故が、地域で懸命に生きてきた一個人の命と尊厳をいかに無残に踏みにじったかを克明に記録した現代史の貴重なルポルタージュ。
 

反響
読者の深い涙と共感を呼び、「原発事故の悲劇を忘れてはならない」「一個人の人生の重みが胸に刺さる」と数々の書評で絶賛された。
 

ネタバレ
明治・大正・昭和・平成を生き抜き、故郷の土地を誰よりも愛した102歳の老人は、避難によって故郷を追われ、住み慣れた家と絆を失う絶望の中で自死を選ぶ。その決断は、国家や国策の横暴に対する無言かつ最大の抵抗であり、遺された人々に重い課題を問いかけ続けている。
 

岩井俊二「チィファの手紙」★★★☆☆


岩井俊二臭が一杯だが 中国版ということでそれほど嫌味じゃなく楽しめた。

 

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チィファの手紙


スタッフ
監督・脚本・原作・編集:岩井俊二(代表作:『Love Letter』『リリイ・シュシュのすべて』)
プロデュース:ピーター・チャン
音楽:岩井俊二、イクサ・ハン
配給:ツイン
 

キャスト
ジョウ・シュン / 役:ユン・チィファ(主人公)
チン・ハオ / 役:イン・チュアン(中学時代にチィノウに恋していた作家)
ドゥー・ジアン / 役:チィファの夫
チャン・ジーフェン / 役:サールイ(チィファの娘)/ 若き日のチィファ(一人二役)
ダン・エンシー / 役:チィノウの娘ムームー / 若き日のチィノウ(一人二役)
 

作品の背景
岩井俊二監督が自らの名作『Love Letter』の精神的セルフリメイクとして、中国を舞台に全編現地キャスト・スタッフで立ち上げた日中合作のヒューマンドラマ。中国の名プロデューサーであるピーター・チャンが参加した。
 

あらすじ
姉・チィノウの死を知らせるため同窓会に出席した妹のチィファは、ひょんなことから姉と間違われ、中学時代に姉妹が思いを寄せていた同級生の作家イン・チュアンと再会する。本当の正体を明かせないまま始まった手紙のやり取りを通じ、亡き姉の知られざる過去や、甘酸っぱくも切ない甘美な青春の記憶が紐解かれていく。
 

意義
日本映画特有の美しい映像美や「手紙」というノスタルジックなモチーフを中国の風景の中に違和感なく溶け込ませ、岩井俊二ワールドの普遍性を証明した作品。
 

反響
岩井作品ならではの叙情的な演出や美しさが中国および日本国内で高く評価され、アジアを渡る切ないラブストーリーとして好評を博した。


ネタバレ
手紙の交信を通じて、亡き姉チィノウが抱えていた悲しい過去や葛藤が明かされる。イン・チュアンは過去の思い出に区切りをつけ、チィファもまた姉の残した子供たちとともに現在を力強く生きていくことを誓う。

木嶋 佳苗「礼賛」★★★★☆

拘置所で書かれた記述に引き込まれる。

続きをじっくり読み進める。獄中から自らの半生をよくぞここまで書き連ねたと感心する。

読み終える。自身の歴史を赤裸々に綴っていると謳いながら世間を揺るがした3人の練炭殺人事件については一切触れられていない。非常に期待外れだと感じる。少なくとも殺人を仄めかす記述くらいは欲しかった。

 

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礼賛


木嶋 佳苗【著】
角川書店(2015/02発売)
サイズ 単行本 / 320p
 

著者紹介
木嶋佳苗(きじま・かなえ)
1975年生まれ。首都圏連続不審死事件の被告(最高裁にて死刑確定)。拘置所在監中からブログや手記の執筆を通じて発信を続けた。
 

目次
第一章 北海道・別海町での少女時代
第二章 上京と『家庭教師』の時代
第三章 愛される女の作法と食卓
第四章 拘置所からの手紙
最終章 我が半生に悔いなし
 

内容の概要
首都圏連続不審死事件の被告として死刑判決を受けた木嶋佳苗が、東京拘置所の病監・独房から自らの幼少期、少女時代、上京後の暮らし、男性たちとの交流や自らの美学を綴った獄中手記。自らの歪んだ自己愛や食へのこだわり、男性を魅了する独自の恋愛観や美意識が独善的かつ詳細な文章で描かれる。
 

意義
平成の犯罪史上最も注目を集めた殺人容疑者の内面世界や自己認識を当事者自身の言葉で記録した怪作。加害者の病理的な自己肯定感や自己正当化の構造を知る手懸かりとなる。
 

反響
世間を震撼させた練炭殺人事件の核心や殺意・罪の意識に関する直接的な言及が一切避けられているため、手記としての生々しさに圧倒される読者がいる一方で、事件の真実を期待した読者からは強い肩透かし感や批判が寄せられた。
 

ネタバレ
自伝的手記でありながら、起訴された3人の男性に対する練炭殺人事件については事実関係や罪の認否に一切触れられていない。最後まで「自分は愛され選ばれた特別な女性である」という自己礼賛を貫いたまま手記は終わる。
 

雑誌「フリースタイル 67」特集「江口寿史のしたこと」 ★☆☆☆☆

 

反省ゼロの言い分を堂々と載せる誌面の姿勢や、太鼓持ちのような著作権専門家・友利昴氏の記述に呆れ果てる


江口寿史反省ゼロ。江口寿史の言い分の要約。
指摘されたのは俺の仕事も1%もないんだよ。
いつもは同じにならないように書いてるんだけど、たまに疲れてそのままにしたやつがあるんだよ。
それをなんだよ、俺の仕事全部そうだと言わんばかりに非難してさ。
僕は謝ってんじゃないか。相手にちゃんと謝ってるよ。
相手に断っていないものもあるけど、どうしたらいいんだよ。いちいち事前に みんなに断われっていうのかよ。俺の仕事が多いのを知ってるのかよ。そんなこと無理なんだよ。
今回のことちょっと悪かったけど、また仕事の依頼がきはじめたよ。


江口寿史 もそうだけど、そのような言い分を堂々と載せる雑誌フリースタイルの姿勢もひどい。

 

友利昴、著作権の専門家のふりしてよいしょする太鼓持ち、恥ずかしい。

記事の最後は一般の著作権の話に持って行って、江口寿史がしたことの悪辣さをごまかす。
 

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フリースタイル 67


フリースタイル編集部【編】
フリースタイル(2026/06発売)
サイズ A5判 / 160p
 

著者紹介
フリースタイル編集部(ふりーすたいるへんしゅうぶ)
ポップカルチャー、漫画、イラスト、文学などを独自の視点と評論で深掘りするカルチャー誌『フリースタイル』の編集チーム。
 

目次
特集:江口寿史のしたこと
ロングインタビュー:江口寿史が語る「トレース問題と創作の境界」
対談・解説:友利昴(著作権専門家)×編集部「現代イラストレーションと著作権法」
連載コラム・エッセイ群
 

内容の概要
漫画家・イラストレーターの江口寿史を特集したカルチャー誌。近年SNS等で議論を呼んだ写真や既存作品からの無断トレース・模倣問題を巡り、江口自らが自身の創作姿勢や騒動の経緯について語るインタビューを掲載。また、著作権専門家である友利昴氏による法的手続きや著作権解釈の観点からの擁護・解説記事が展開されている。
 

意義
大御所作家のトレース騒動というポップカルチャー界のリアルな議論に対し、当事者本人の口からその言い分を記録・提示したという点において資料的価値を持つ。
 

反響
江口本人の開き直りとも取れる発言内容や、専門家による擁護姿勢に対して、クリエイターや読者の間で倫理的観点から激しい批判や議論が巻き起こった。
 

ネタバレ
特集内では、江口側が過去の模倣行為について一定の謝罪を表明しつつも「自身の膨大な仕事量の一部に過ぎない」とし、専門家も法的な解釈論へ論点をすり替えることで、創作上の倫理問題をうやむやにしたまま特集が結ばれている。
 

福田雄一「夫婦別姓刑事」★★★☆☆

 

佐藤二朗と橋本愛のハラスメント騒動があったが、良い雰囲気で演じられている。

 

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夫婦別姓刑事
 

スタッフ
監督:本橋圭太、樹下直美
脚本:福田雄一
音楽:瀬川英史
制作著作:テレビ朝日
 

キャスト
佐藤二朗 / 役:小野寺大介(ベテラン刑事。妻と別姓選択で揉めている)
橋本愛 / 役:小野寺麻衣(若手優秀刑事。大介の妻であり捜査パートナー)
矢本悠馬 / 役:現場同僚刑事
鈴木浩介 / 役:捜査一課長
 

作品の背景
選択的夫婦別姓や多様な家族のあり方をテーマに組み込んだコメディ要素溢れる刑事ドラマ。実生活での主演陣を巡るハラスメント騒動報道などで話題となったものの、作中では息の合ったコミカルな掛け合いが展開された。
 

あらすじ
夫婦でありながら事件現場では別姓を名乗り、互いに意地を張り合う警察官コンビ・大介と麻衣。職場で巻き起こる様々な難事件を独自のチームワークとユーモアで解決しながら、夫婦関係や名前、家族のあり方について見つめ直していく。
 

意義
社会的関心が高い「夫婦別姓」というテーマを刑事ドラマの枠組みとコメディタッチで描き、エンターテインメントとして昇華させた点に意義がある。
 

反響
キャスト陣を取り巻く報道がありつつも、劇中でのテンポの良い会話劇と佐藤二朗・橋本愛の独特な空気感が評価され、視聴者を楽しませた。
 

ネタバレ
数々の難事件を解決していく中で、二人は名前や制度にとらわれない独自の「夫婦の絆」を再確認する。事件解決後も別姓のまま、互いを尊重し合うパートナーとして現場へ向かう姿で物語は締めくくられる。
 

土井裕泰「平場の月」★★★★☆

 

ようやく映画を見る気力が湧く。中学時代の男女の再会ストーリーに涙する。

 

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映画「平場の月」

【監督】
土井裕泰

【原作】
朝倉かすみ『平場の月』

【キャスト】
青砥健将:堺雅人
須藤葉子:井川遥
青砥健将(中学生時代):坂元愛登
須藤葉子(中学生時代):一色香澄
中村ゆり

【あらすじ】
妻と離婚し、地元へ戻って印刷会社で静かに働く青砥健将。ある日、彼は中学時代に想いを寄せていた同級生・須藤葉子と再会する。葉子もまた夫と死別し、地元に戻ってきていたのだった。

三十数年ぶりに再会した二人は、失われた時間を埋めるように少しずつ距離を縮めていく。アパートの部屋から共に月を眺めながら、当時の想いや互いの歩んできた人生を語り合い、自然と再び惹かれ合っていく青砥と葉子。やがて二人は未来の生活についても話し始めるようになるのだが、大人の日常と現実が静かに二人の運命を交錯させていく。

【意義】
直木賞候補にもなった朝倉かすみの傑作小説を、名匠・土井裕泰監督の手により映画化した作品です。派手なドラマや過剰な演出を削ぎ落とし、傷を抱えた大人のリアルで愚直な恋模様と、静かに満ち欠けする月のような日常の美しさを丁寧に描き出しています。若い頃の純粋な愛着と、年齢を重ねたからこそ抱える現実に寄り添い、「平場(普通の日々)」の中で生きる人間の愛おしさと切なさを可視化した点で深い映画的意義を持っています。

【反響】
堺雅人と井川遥という実力派キャストによる重厚でリアリティあふれる演技と、美しい映像表現が高く評価され、配信サイト等でも高得点を獲得するなど大きな反響を呼びました。鑑賞者からは「静かなストーリーの中に深い感動があり涙があふれた」「大人の不器用な恋愛と月を見上げるシーンが心に深く残る」と熱い共感の声が多数寄せられています。

【ネタバレ】
再び寄り添い合い、ささやかな未来を思い描くようになった二人だったが、葉子の身体を病魔が蝕んでいることが判明します。残された時間の中で、二人は過去でも未来でもなく「いま、ここにある愛おしい日々」を噛みしめるように大切に過ごします。抗えない別れの運命を受け入れながらも、青砥と過ごした「夢のような時間」と変わらない月明かりに見守られ、二人は互いの存在が自らの人生においてかけがえのない救いとなったことを確信して物語は深く切ない余韻とともに結ばれます。
 

吉本 ばなな「魂の死について」★★★☆☆

 

有料NOTE 500円

 

毒親や母親や姉を巡る重いテーマに何とも言えない気持ちになる。父親 吉本隆明は何をしていたのか。自分の娘の現状に思いを馳せる。

 

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魂の死について
 

吉本 ばなな【著】
note(デジタルコンテンツ)
 

著者紹介
吉本ばなな(よしもと・ばなな)
1964年生まれ。作家。1987年『キッチン』でデビュー。数々の文学賞を受賞し、著作は世界各国で翻訳出版されている。現在も小説やエッセイ、noteでの個人発信など多岐にわたり精力的に執筆を行っている。
 

目次
魂の死について
 

内容の概要
作家・吉本ばなながnoteにて有料配信したエッセイ・論考。家族関係、特に「毒親」や母親、姉妹といった密接な血縁関係の中で生じる深刻な確執や、精神的な抑圧がもたらす「魂の死」という絶望的な現象について、著者独自の鋭くも温かい視点から深く掘り下げている。肉体的な生とは別に、人の心がどのようにして死へと追い詰められ、そこからいかに生き延びるべきかという重いテーマを誠実に綴っている。
 

意義
文壇の第一線で活躍する著者が、現代社会の身近で深刻な問題である親族間の心理的暴力やトラウマについて、個人のプラットフォームを通じてダイレクトに提示した作品。家族という不可避な関係性に悩む読者へ深い問いかけとなっている。
 

反響
Web上で多くの読者に購入・読破され、「家族関係に悩む人に刺さる」「深く考えさせられる」とSNSを中心に大きな波紋と共感を呼んだ。
 

ネタバレ
著者は、家族であっても自らの魂を壊すような存在からは適切な距離を置くことの必要性を説く。絶望的な状況下であっても、自身の心と命の尊厳を守り抜き、自分自身の人生を取り戻していくことの重要性が静かな希望とともに語られている。

山﨑裕侍「償い 綾瀬女子高校生コンクリート詰め殺人事件 6人の加害少年を追って」★★★★☆

 

女子高校生コンクリート殺人事件の丁寧な取材に基づき犯人達のその後の人生を詳細に描いた実に濃い内容で、この記者の今後の作品に注目したい。

引き続き読み進め、女子高校生コンクリート殺人事件の丁寧で詳細なノンフィクション取材の内容を深く味わう。

 

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償い 綾瀬女子高校生コンクリート詰め殺人事件 6人の加害少年を追って
山﨑 裕侍【著】

【著作の概要】
著者:山﨑裕侍(HBC北海道放送記者)
出版社:文藝春秋
刊行:2026年1月

【目次】
第一章 事件の残像と執念の追跡
第二章 少年刑務所の壁を超えて
第三章 それぞれの「社会復帰」と現実
第四章 罪の意識と更生の歪み
第五章 再犯と終わらない負の連鎖
第六章 遺族の告白と消えない凄惨な記憶
終章 少年法と「償い」の真実

【内容説明】
昭和64年(1989年)に発生し、日本中を震撼させた「綾瀬女子高校生コンクリート詰め殺人事件」。鬼畜とも称された凄惨な事件を起こした当時10代の加害少年たちは、少年法に基づき少年院や少年刑務所での処遇を経て、やがて全員が社会へ復帰していった。北海道放送(HBC)の記者である著者が、出所後の彼らの行方を長年にわたり追跡。更生し罪に向き合って静かに生きる者、再び罪を犯して服役を繰り返す者など、加害者6人のその後の人生と肉声を執念の取材によって解き明かす衝撃のノンフィクション。

【意義】
未成年者による凶悪犯罪における「少年法の更生理念」と「出所後の現実」のギャップを、長年の個別追跡取材という圧倒的なファクトによって白日の下に晒した作品です。罪を犯した少年たちが社会に戻った際、真の更生や謝罪、被害者遺族への「償い」が果たされているのかという、現代の司法制度や少年法、犯罪心理の根本的な課題を深く問いかけています。

【反響】
刊行直後から各メディアやノンフィクションファンの間で大きな話題を呼び、「加害少年たちの『その後』というタブーに切り込んだ圧巻の取材力」「少年法の限界と更生の難しさを突きつけられる」と高い関心を集めました。センセーショナルな事件報道にとどまらず、出所後の彼らの実情を冷静に記録したドキュメンタリーとして強い衝撃を与えています。

【ネタバレ】
追跡取材によって明らかになったのは、加害少年たちの多くが過去の凄惨な罪に対する真の反省や不変の贖罪意識を持ち続けているわけではないという過酷な現実でした。一部の者は出所後も粗暴な生活から抜け出せず再犯に手を染め、別の者は過去を隠して社会に溶け込もうとしながらも罪の重圧や噂に怯えて暮らしています。被害者遺族への賠償や直接的な謝罪がほとんどなされないまま時が過ぎている実情が明かされ、どれだけ月日が流れても奪われた命と残された遺族の無念は決して報われず、「更生」や「償い」という言葉の持つ空しさと罪の深さを浮き彫りにして締めくくられます。