内館牧子「老害の人」★★★☆☆
テンポよく話は面白いんだけど、橋田壽賀子のテレビドラマのような展開。
最後の1/3くらいは飛ばし読み。飛ばし読みしても内容はわかった。
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老害の人
内館 牧子【著】
出版社内容情報
『終わった人』『すぐ死ぬんだから』『今度生まれたら』に続く「高齢者小説」第4弾!
定年、終活、人生のあとしまつ……。
自分のこと、親のこと、いずれは誰もが直面する「老後」。
「最近の若い人は……」というぼやきが今や「これだから『老害』は」となってしまった時代。
内館節でさらなる深部に切り込む!
内容説明
双六やカルタの製作販売会社・雀躍堂の前社長・戸山福太郎は、娘婿に社長を譲ってからも現役に固執して出勤し、誰彼かまわず捕まえては同じ手柄話をくり返す。彼の仲間も老害の人ばかり。素人俳句に下手な絵をそえた句集を配る吉田夫妻に、「死にたい死にたい」と言い続ける春子など、“老害五重奏”は絶好調。「もうやめてよッ」福太郎の娘・明代はある日、たまりかねて腹の中をぶちまけた。
著者等紹介
内館牧子[ウチダテマキコ]
1948年秋田市生まれの東京育ち。武蔵野美術大学卒業後、13年半のOL生活を経て、1988年脚本家としてデビュー。テレビドラマの脚本に「ひらり」(1993年第1回橋田壽賀子賞)、「てやんでえッ!!」(1995年文化庁芸術作品賞)、「毛利元就」(1997年NHK大河ドラマ)、「私の青空」(2001年放送文化基金賞)、「塀の中の中学校」(2011年第51回モンテカルロテレビ祭テレビフィルム部門最優秀作品賞およびモナコ赤十字賞)、「小さな神たちの祭り」(2021第25回アジアテレビジョンアワード単発ドラマ/ムービー部門最優秀作品賞)など多数。武蔵野大学客員教授、ノースアジア大学客員教授、東北大学相撲部総監督