石井妙子「原節子の真実」★★★★☆ | テレビ・本・映画・観劇・観戦等日記

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★☆☆☆☆:時間の無駄 やめろ|
☆☆☆☆☆:存在自体を否定したい|
+:+1/2星|-:-1/2星

石井妙子「原節子の真実」★★★★☆

 

よく調査して書かれた良い本。原節子の映画の90%は見たという。参考文献もすごい。この著者は小池の本もそうだけど優秀である。原節子のインタビューはとれなかったのが残念だった。

 

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原節子の真実
著者名:石井妙子【著】

 

第15回新潮ドキュメント賞受賞!

小津との本当の関係、たったひとつの恋、経歴の空白、そして引退の真相……
伝説を生きた女優の真実を鮮やかに甦らせた、決定版の本格評伝。

その存在感と去り際、そして長き沈黙ゆえに、彼女の生涯は数多の神話に覆われてきた。
真偽の定まらぬままに――
3年以上の歳月をかけ、埋もれた肉声を丹念に掘り起こし、ドイツや九州に痕跡を辿って浮かび上がったのは、
若くして背負った「国民的女優」の名と激しく葛藤する姿だった。
未公開のものも含め、貴重な写真を多数収録。


≪目次≫
まえがき 原節子と会田昌江
第1章 寡黙な少女
第2章 義兄・熊谷久虎
第3章 運命との出会い
第4章 生意気な大根女優
第5章 秘められた恋
第6章 空白の一年
第7章 屈辱
第8章 孤独なライオン
第9章 求めるもの、求められるもの
第10章 「もっといやな運命よ、きなさい」
第11章 生きた証を
第12章 それぞれの終焉
第13章 つくられる神話
あとがき 会田昌江と原節子
主要参考文献
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