ディーン・カーナゼス「ウルトラマラソンマン」★★★★☆ | テレビ・本・映画・観劇・観戦等日記

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ディーン・カーナゼス「ウルトラマラソンマン 46時間ノンストップで320kmを走り抜いた男の記録」★★★★☆

 

町山智浩推薦図書。

めちゃくちゃ走るおとこ。マラソンのスタート地点まで走っていってそれからマラソンする。

バカみたいだと思うけど本人は快感なんだろうな。

 

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ウルトラマラソンマン 46時間ノンストップで320kmを走り抜いた男の記録
著者名:ディーン・カーナゼス【著】

 

内容説明
この男、いったいぜんたい、どうしてここまで走るのか?

GQ誌で「2004年度驚愕の肉体」に選ばれたディーン・カーナゼスにとって、
42.195kmのフルマラソンはウォーミングアップに過ぎない。

彼は人間が走れる距離の極限に挑む。
例えば320kmの駅伝レースを2晩徹夜して一人で走り抜く。
50℃のデスバレーを横断し、マイナス40℃の南極を駆け抜ける。
彼の冒険は想像を絶するものだが、思わず笑ってしまうおかしみも兼ね備える。
深夜走りながらファーストフードのドライブスルーで、「クルマがないから」と食べ物を販売してもらえない。
気付けば走りながら眠ってしまい、高速道路の真ん中で車のヘッドライトが目の前に迫ってくる!
などなど、エピソードに事欠かない。

『筋肉』の著者サム・ファッセルによれば、ディーンは「最強の小さな機関車」だ。「何が彼を突き動かすかを説明できるのは彼自身しかいない。石炭でも薪でもなく、心と純粋な意志で彼は走る。ディーンの走りは、会社生活やつまらない都会生活からの逃避ではなく、自己のアイデンティティーや存在意義を必死に確認するための行為である」と述べる。
ディーン・カーナゼスの固い信念は、賞賛や栄冠を求めてのものではなく、あくまでも限界への挑戦だ。人生がどう転がろうとも、走ることで自分が望むところへたどり着ける。それは物理的な場所だけでなく、精神的な到達点も含めて。

目次
サンタクルーズまでの長い道
思春期の頃
ハートで走る
生きるために走る
レクサスを汚す
普通からの逸脱
山を越え、森を抜け
キング・オブ・ペイン
暗闇へ
すべてが変わった
バッドウォーター
氷の大地
リレー
橋を渡る
チーム・ディーン
未来に向かって走ろう
いのちの贈り物