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アラフォー男の徒然なるブログです。

初期は父親目線の育児日誌と、男の育休体験記(^_^)

復職した現在はやりたい放題、自由に好き勝手書いています♪

さて、
そこそこ話題になった
かまいたちの薬剤師ディス問題


知らない人に
簡単に流れを説明します。


ABCテレビ(関西ローカル)の
番組内で、
MCのかまいたち2人が
薬剤師の業務に対して不適切な
発言を行いました。


山内さんが
病院で処方箋もらってきて、
薬局で「どんな症状ですか〜?」と
訊かれて、
「いらんねん!
そのくだりは病院でやってきたから!
的な発言をし、

それを受けて濱家さんが
「医者への憧れみたいのがあって
おんなじようなことしたいんちゃう?

みたいなことを言ったと
いうものです。


まぁ、
めちゃくちゃ炎上する
ような案件でもないし、
薬剤師の仕事が注目されること自体は
良いことなのかもしれません。



ただ、
アンサング・シンデレラは
フィクションが過ぎますよ、
濱家さん(笑)








患者さんと話をする中での症状把握、
およびそれを受けての
処方内容が適正かの確認、
それらを『薬歴』という記録に
残すこと。


これは
法律で定められた薬剤師の仕事なので、
何も訊かずに薬だけ渡したら、
厳密には法律違反です。


だから患者さんに
何もきかないというわけには
いかない。


ただ正直、
山内さんの意見は
すごく良く分かります。


明らかに
風邪薬もらってきてる人に、
「今日はどんな症状ですか〜?
と聞いても、
患者さんは
「めんどくさっ!
と思うかもしれません。


だから、
僕の場合は、
「どんな症状ですか?
とは聞きません。


「今日は風邪の症状だと思いますけど、
どの症状が一番つらいですか?
と尋ねます。


別に全ての症状に
フォーカスを絞る必要は無い。

もっとも患者さんが
気になる症状に絞って話を聞き、
そこに対してちゃんと薬が
処方されているかを確認します。


あと、
風邪系なら熱が出ているか、
どのくらいの熱かは確認します。


お医者さんも
忙しいし完璧超人では無いので
ミスはあります。


診察時に
「解熱剤出しとくね〜」
という話があって、
処方箋に何の解熱剤も
書いてないということは
たまにあります。


そういった場合、
薬剤師が問診でその点を確認して、
処方医に確認し、
(専門用語で疑義照会と言います)
解熱剤の処方追加といった
流れになるわけです。


こういうのは
一例ですが、
薬剤師がちゃんと話を聴くことで
患者さんの役に立てることは
あると思います。


一方で、
全ての患者さんの話を
丁寧に聞く時間はありませんし、
相手がそれを望んでいるとは
限りません。


詳しく説明して欲しい人もいれば、
とっとと薬を渡せという人もいます。


相手のニーズや、
薬自体の内容、
処方の変化などに合わせて、
どれぐらい患者さんの症状に関与して
話をするのかのさじ加減を
工夫することも
薬剤師の重要な能力なのではないかと
感じていますニコニコ