「らん」 観劇してきました。
大好きな秦建日子さんの脚本・監督の舞台です☆☆ これは見るしかない、と。
月のこども、という舞台も最高でした。
その時の感動が忘れられず、プライベートの観劇はほとんどしない私ですが見ました!
秦さんの好きな作品は沢山ありますが、
思い出深いのは私も出演した『ドラゴン桜』🌸 アンフェアも大ヒットしたのが記憶に新しいです!(’-’*)
そして、今回「らん」にはミスアクションで一緒にファイナルまで戦った女優の桑名里瑛ちゃんも出演していました。
里瑛ちゃんとは仲良しです💓
―――――――ここから感想―――――――
立場の違い、コミュニティーの違い、価値観の違いというのは、悲劇を生む。
搾取される貧しい人たち、
そこにはきちんと弱者の論理が存在する。
<波乱の時代に生きる>
そんな言葉がピッタリのストーリー。
主人公の若い女の子は、戦いの末、騙しあいの末に身分が自分よりも高い、最愛の初恋の人から殺されてしまう。
社会の秩序を守るために、血が流れていくが結局 <誰も勝ってない>という事実。
誰も得もしなければ、誰も喜びもしない。
争いがいかに起こらなくていいような悲しみと怒りを生んで、最後に虚しさしか残らないかということを教えてくれる。
「お前は戦いの時にだけ必要な女で、戦いが終わったら必要のない女だ。」
最下層の身分だが勇気があり、勘が鋭い少女、らんを守ろうと、友人だった男の子も殺されてしまう。
「俺は今までに無かった生き方がしたい」
らんを守る、この男の子の役は泣けた。
最後にはらんも殺されて、戦いは終わるが、二人を子供同然で可愛がって家族のように暮らしていた者たちが放ったセリフは印象的だった。
「親より早く死ぬなんて親不孝」
「結局誰が勝ったんだろう?」
「私たちが勝ったに決まってる。」
「だって、私たちは一度も「道」を外さなかった。嘘をつかずに、信念に従って行動した。」
心から、私はその通りだと思った。
色々な人がいるなかで、価値観や守るべきものがあるなかで、
騙しあって、疑心暗鬼なって、騙されて、平和を望んで、都合の悪いものを消して
それでもなお、上手くなんていかなくて、どんどん血が流れていく。疲弊していく。
何もかもが守られなかった。
この血だらけの結末を避ける「知恵」は無かったのか?と考えさせられる作品だったし、切ない気持ちがした。
誰もかれも幸せになんてなっていない。
最悪のバッドエンド。
らんは何のために死んだのか?
でも彼女の生き方にはとても共感するし、
人ってこんなものだとも思った。
それぞれの正義を振りかざし傷つけあっていく。よく描かれてる。
このような悲劇を起こさないためには、
右往左往して流されず、
信じる心が最も必要だと私は思う。
自分を信じて、自分が信じた人を信じて、
更には知恵と戦略
これをなくして、悲劇は避けようがない。
作品の中の人物ではあるが、らん
そしてらんを守った男の子
名も無き人たちにも、勲章を送りたいと感じた。
全て失われてしまったけれど
命までかけて誰かを本気で想うことができたという勇気には感動しかない。
優しさと勇気に勲章を
里瑛ちゃんも全力の体当たりで臨んでいて、頑張ってる里瑛ちゃんが観られてとても嬉しかった🌹
華があって、本当に美人さん。
女優オーラがある里瑛ちゃん。
話すと気さくでひょうきんな彼女。
秦さんはお話ししたことが何回かあるが、こちらもとっても気さくで、素敵な方❤️
秦さん 次は、桑名里瑛ちゃんを主演にしてくださいね❤️
めい美の願望です ☆☆(*´・ω・`)
あなたに
いつか大きな百合の花束を⚜️