7年前。
プロ試験に受かった私は、半年間の研修を受けた。
まだ麻雀を覚えてから1年程だった私は、同期の中でも下手くそで落ちこぼれだった。
女流プロになるべく、研修に励む女流プロがたくさんいた中で、一際目立つ女性がいた。
藤井すみれ。
彼女は、私たち25期生の中で男女合わせてトップクラスに評価されていた。
私は、彼女の事が何となく苦手だった。
溢れる自信とハキハキと発言する物言いを、何となく怖く感じていた。
もしかしたら、彼女に対する劣等感もあったのかもしれない。
自分はまだスタートラインにすら立っていなくて、堂々とこの世界で立っている彼女が羨ましかったのかもしれない。
それが彼女の一番最初の印象。
私はあまり彼女に対して好意は抱いていなかったが、いつからか彼女から凄く好意を抱かれるようになっていった。
固く閉ざしていた心が、少しずつ解かれていく。
そして、いつしか私は彼女の事を
「親友」
と認識するようになった。
麻雀の事だけじゃなく、プライベートの悩み事や雑談。
色んな事を共有し合ってきたと思う。
私の数少ない親友の一人だ。
彼女は心から麻雀を愛している。
なかなか結果が出ず、バッシングされて泣いた日がある事も知ってる。
それでも腐らずに、誠心誠意を込めて麻雀と向き合ってきた事を私は知っている。
そんな彼女が明日、最強戦プロ予選のベスト8に出る。
勝って欲しいんだ。
ここで勝つと、最強戦ファイナルで私と戦う事になる。
同じ舞台で戦いたい。
ま、そこで勝つのは私だけど(*^^*)
明日の事を考えると泣きそうだよ。
良かったら、藤井すみれを応援したげてください!
(携帯変えた後、ちみの写真撮ってなかったよーしょぼぼーん)