昨日、弘前文化センターで開催されたオペラコンサートに行ってきました。


何と会場500席が満席びっくり更に➕α増席したんだとか。実行委員会の皆様のご努力に頭が下がります。


こちら、全国でオペラの開催を手掛けている「さわかみオペラ芸術振興財団」主催で、今回出演される歌手の皆様も、財団から助成を受けて留学し、活躍をされている方々でした。

徳島や福島の喜多方ではもう何度も開催されているそうで、市民によるオペラ合唱団まで結成されているのだとか。


私自身は本格的なオペラは観劇したことがありませんが、オペラ歌手の方のリサイタルやコンサートには何度か足を運んだことがあります。


オペラって、日本の歌舞伎と全く同じだなと思います。

演じ手がいて、舞台背景を作る人がいて、演奏する集団(オーケストラ、長唄)がいる。総合芸術なんですね。

そして、オペラ音楽が作曲された当時は、最先端のPOPSだったんだろうなと思います。

今でもCMだとか、フィギュアスケート⛸️やアーティスティックスイミングなんかで耳にすることが多いですよね。


オペラの魅力は何といってもマイクを通さない生の声。

ファルセット、ビブラート、そして表情一つで鮮やかに場面を転換し、心情を表現する。

人間の声帯ってこんなことも出来るのかーってところに私はとても感動します。

「故郷」のソプラノ、テノール、バス三重唱はこういう機会でもないと聞けませんよね。


バスを担当された松中さん、とても格好いいお声でした。彼が歌うシューベルトの「魔王」を是非聞いてみたいと思いました。


セットリストの中にあった「オーソレミオ」には思い出があります。

高校生の時芸術科目が選択制でして、私は音楽を選択していたのですが、当時の音楽教師が新しく赴任してきた方でアマチュアのオペラ歌手でして、テストがクラシックの歌曲を原語で歌うというもので、その課題の一つがオーソレミオでした。


日本語じゃなくてイタリア語かよ!

めっちゃハードル高いやんけぇガーン


しかも暗譜だったんですよ。

必死で暗記したのを思い出しました。

後、「帰れソレントへ」やベートーヴェンの第九、シューベルトの「野ばら」も歌ったかな。お陰でイタリア語やドイツ語は文法分からないけど単語だけなら分かるものがあります。


ラストに披露された「ボラーレ」は、サビの部分を会場の皆さんと一緒に歌うというものでした。

「ボラーレ」はジプシーキングスがカバーしたやつ(某ビールのCMのアレ)が耳馴染みあって、原曲とサビのリズムが違うところがあって「リズム合わないあせる」ってアワアワしちゃいました。


2時間があっという間でした。


いつかは本物の、フルオーケストラ付きのも鑑賞してみたいものですね。