Vol.10 雨のミラノ

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お元気ですか。

ミラノは雨模様でした。空気質が悪いというのは知っているので、雨が降って汚れを流してくれるような感じが良いです。因みに、こちらの人は少々の雨では傘をささないので、普段のわたしはミラネーゼだったということが分かりました😁


稽古場に放し飼い?されている犬。

人懐こいのかと思いきや、なにか食べ物をくれる人を探していました😅



実り多い日々です。今教えてくださっているメゾソプラノのヴェロニカ・シメオーニ先生は、佐藤康子さんやヴィットリア・イェオさんのお友達でした♪世界は狭い☺️素晴らしい方々の同期だと知って、益々親近感を覚えています。とても優しくて、わかりやすく音楽を伝えてくださります。

先生の教えのなかで、レパートリーを決めなければならない!というのが心に響きました。自分は何でもかんでも歌っていたな…と振り返りました。自分の声の中心である作品を歌うのが、1番自然で息の長い歌手人生を送れるのだと気が付きました。「おなかがすいてどうしようも無くなるまで、合わない作品にはNoと言いなさい」と先生は仰ります。

実際、日本で歌うだけで生きていくには、オファーがきたら何がなんでもやります!と応えないと、次が無いのではないかという不安に駆られます。でもその作品が自分にとって重いものだとすると?喉を壊しては元も子もないですものね。

私も教える側としても、レパートリーを慎重に考えて曲を与えて行かねばと思いました。


初日に歌った蝶々さんのとき。

ソプラノ・スピントの声を求められます。

spingereという意味は、圧力をかける、とか押すという意味です。わたしにできないことはないだろうと思いますが、身体の負担は大きく、そのときは鍛えて練習さえすればできるようになるかな、という印象でした。


2日目のときに、レパートリーを決めなければならないという話をしてくださり、ミミを歌いました。

とてもナチュラルでやわらかく、口の形までも今までやらなければと思っていたものよりも自然な形で歌うことができました。「これよ」と言われた時に、自分の声に合ったものは身体の負担も少なく、より豊かな響きに導いてくれるのだと思いました。


稽古場のドアには何だか馴染みのある漢字😆

「福」を反対にすると、たくさん福が入ってくるということなんですって😊わたしの今の苗字についてイタリア語で説明できたら良いのにな。

福王寺…福=fortuna、王=re、寺=tempio

あ、説明できる💡


我が家からのメールで、お雛様を飾ったそうです。


狭いわが家ですが、可愛い娘2人の成長を喜びましょう。お母さん、いつも居ないけど、あなた達のために命削ってでも頑張るからね💪


パパ、ありがとね。

安心して留守を任せています。とは言え、きっと気が張っているだろうから、時々ガス抜きして欲しいです。


ミラノの家族はみんな元気です😍

一緒に食卓を囲むって大事ですね♪

お料理上手なテノール2人がいるので、私は洗い物専門おばちゃんになってますよ🤗

毎日自分で髪のドライヤーもかけているし、かなり自立した日々を送れています。でも、帰国したら旦那に乾かしてもらうぞー!と意気込んでいます(笑)


近くの中華がとても美味しかったです😋

春巻き、回鍋肉、牛肉の炒め物、エビチリ、麻婆豆腐、炒飯、焼きそば、焼きラーメン。。。

ホッとするお味でした❤️


皆様どうぞお身体には気をつけてお過ごしください。日本の花粉飛散ヤバそうだな😭