安定しないお天気ですが、皆さまご無事でしょうか。四国に大雨警報が出たときには実家に思わず電話しました。相変わらずの母の声で、家は高い所にあるから大丈夫だという返答。高齢者避難など指示が出ると心配になるものですね。すぐには行けない距離なので、神さまが守ってくださるよう祈るばかりです。
梅雨に入る前の晴れた日は爽やかで気持ち良いですね。花粉症持ちにとっても、暫し深呼吸できる期間です。春は大好きなのに、全身を包んで花粉から身を護る日々ですので、やっとシャツ一枚で過ごせます。
そんな気持ちのよい日に、奏楽堂日本歌曲コンクールの本選がございました。私は作曲部門の作品の演奏をさせていただきました。
上野公園の片隅に建つ旧奏楽堂。
日本に西洋音楽の礎を築いた場所。
日本最古の西洋音楽ホールとして重要文化財となっております。
この場で歌うというだけでも、ジーンと思いが込み上げてくるような気がします。
午前は作曲部門、午後は歌唱部門の本選会です。
チケットは完売しておりました。
皆さんの期待感が伝わってくるようでした。
私の歌わせていただいた石垣絢子さんの作品が、見事に2位を受賞されました㊗️
おめでとうございます❣️
新美南吉の詩に描かれた音楽は、聞くにも歌うにもとても良いと思います♪是非これからも演奏されますようにと願います🥰
今回受賞された方々の記念コンサートが、7月20日(土)15時から、旧奏楽堂にて予定されております。ご興味ございましたら、是非聞きにきてくださいませ。6月13日の10時から発売されているようです。奏楽堂窓口、カンフェティで取り扱っています。もちろん、私も歌わせていただきます♪
12年前の歌唱部門で一位を頂いた時の写真。
譜めくりを飯島香織先輩に頼み、ピアノの高木由雅先生の見事な牽引力によって日本歌曲を歌うことができました。私にとって日本語の歌を歌うスタートをきった場所です。
長女出産後8ヶ月の時でしたので、寝不足とボロボロの身体は仕方なかったのですが、歌に打ち込める日々が私の精神を救ってくれました。
私の望みは、歌いながら子育てをできる環境を、音楽業界のなかで当たり前にしたいです。自分が苦労した分、これからの若い音楽家が苦渋の選択をしなくてもよいように、声をあげていきたいと思います。その為にも私はパイオニアにならねばと思いながら、日々進化し続けることを誓います。