今日は朝から娘に真面目な顔で話をしました。
10年前の東日本大地震のことを知って欲しい。
忘れないで欲しい。と。
10年前私のお腹の中にいた長女には、事あるごとに私が体験した事をぽつりぽつりと話すようにしていました。学校でも少しは聞いている事でしょう。色々な情報ツールでも知ることができますが、それを人ごとにせずに考えて欲しい!と伝えました。
先日、NHKドラマで俳優遠藤健一が演じた「星影のワルツ」という、津波で流されて屋根の上で3日過ごした方の実話を観ました。壮絶な事実と、演者エンケンの本気の眼差しが今でも忘れられません。彼がインタビューで語っていました。
「震災直後に何もできなかった。コロナ禍も同様なんですが、俳優は人の生き死に役に立たない仕事だと思いました。時間がたった後であれば、皆さんの心を豊かにできるかもしれない。でも、直後は俳優一人では何もできないな、と思いました」
「10年前の震災直後、ボランティアに行けなかった後悔もあった。東北とのゆかりもある。おふくろが福島出身で、おやじは宮城です。…何か役に立ちたかった」彼の言葉に、ものすごく共感しました。
私も無力さばかり感じていて、暫く歌うことができませんでした。
ドラマを観た後に見つけた記事には、彼は泳げないのにこの役をひきうけたと書いていました。自分の全てを注ぎ込んで臨んだ、と聞いて涙が溢れました。
歌を歌う私は10年経っても何もできずにいます。
遠くから祈りを込めて歌うことしかできない私ですが、絶対に忘れまいと思って過ごしています。
もし、わたしにもできることがあるのなら、全身全霊を注ぎ込んでさせて頂きたいと思うのみです。
すぐに彼女に連絡して、その音に合わせて歌いました。ノーメイクで着替えもままならず録音しましたが、祈りを込めて歌おうと思って臨みました。
三原さんのパイプオルガンの音色だけでも十分に歌ってくれているので、そちらの映像も是非ご覧くださいませ。
これは簡易的にスマホで録画したものです😅
いまだに機械を使いこなせていませんが、何かを伝えたいときに写真や動画を残せる時代になっているのですね。
夕方帰宅して、娘を迎えに行った車の中でこの歌を口ずさむと、娘も一緒に歌ってくれました。学校でも歌っていたのかな?
次は彼女たちと声を合わせて歌おうと思います☺️
皆様の健康が守られますように。
今も心を痛めている方々に祈りが届きますように。