昨日は愛媛の松山公演を終えて、懐かしの香川県を通って、瀬戸大橋を渡って岡山にやって来ました。夜で暗い海でしたが、馴染み深い瀬戸内海が見えたときに、やはりここが私の育った国なのだなと喜びが溢れてきました。

岡山は私にとっては「都会」です。
お洒落なお店やハイカラな洋服は、岡山に行けば手に入る!という事で、香川県民はマリンライナーに乗って岡山駅を目指したものです。
瀬戸大橋が開通して30周年!四国から本州に渡りやすくなったのは、この橋のおかげです。感謝しております。

岡山は、私の姉が大学時代の思い出の街でもあります。当時小学生の私は、姉に連れられて岡山の街を散策したのを覚えています。自転車の後ろに乗り、都会を通るだけで胸がドキドキしました。
姉の下宿先は女子専用のシェアハウスのような所で、畳8畳の部屋で一人で生活しているのかと思い、凄いなあと尊敬していました。「大学生」という響きが、何とも大人に感じていたのに、自分が大学生になったときの子供っぽさに呆れたこともあります。いつになっても、姉は超えられないなあと感じたのもその時でした。

偶々ですが、岡山市内に2台しかない「ワンダフル セトウチタクシー」に乗る事ができました。
内装はジーンズ生地。運転手さんもお洒落なジーンズのスーツでしたよ!


外装も可愛らしい絵が描かれて、イエロー地に白桃や檸檬などの瀬戸内海の魅力をアピールしていました。
香川県にはうどんタクシーがありますが、こういう各地の特色あるタクシーもチェックすると面白いかもしれませんね。

とうとうこの日がやって来ました。
岡山のシンフォニーホールは、凄いホールなのだと聞かされていましたので、そんな場所でフォレスタとして歌えることがとても嬉しかったです。

あー、と普通に喋りごえを出すだけで、ホールが響くのを感じます。とても音響の良いホールなのですね。
前日の夜に、音響の藤原さんとお話しする機会がありました。それぞれの会場に合わせてマイクやスピーカーの調整をしてくださる方です。興味深い話を聞くことができ、新しい学びの時でもありました。感覚的なものから学びとることも多い日々ですが、ある意味計算された世界もあることを知り、そこを考えながら演奏していく事も必要だと感じました。

一階席はぶどう色のイス🍇
二階サイド席は海の青色。二階席はマスカット色。三階席はクリーム色。三階サイド席は白桃色。勝手に私が付けた色の名前です(^^;
岡山と言うと、どうしても果物や食べものの色に見えてきてしまいました。

リハーサル後の練習時間は、お互いにアドバイスをし合う時間でもあります。音響さんに助言を求めたり、誰かに向かい合わせて歌を聞いてもらって調整したり。こんな時間が愛おしいと思います。何かに向かってみんなで全力を尽くそうとする姿は美しいと感じました。まだまだこれから。求め続ける事に意味があると信じて、よりよい音やハーモニーを目指したいと思います。

格式を感じるホールだったからでしょうか。お客さまも静かにジーッと演奏を聞いてくださりました。ありがとうございます。アンコールのマイク無しで歌う時には、ホール全体に響き渡る音が見えるような感覚でした。この音の充満を体感することが、演じる者も聞く者も心を満たされる瞬間なのかなあと思いました。

握手会の時の私なりの調査によると、香川県から聞きに来てくださったお客さまも沢山いらっしゃったように思います。
「めぐちゃ〜ん。私も香川から来たんよ〜!!」と近付いてくださった方の何と多いことか(笑)
同じ郷里というだけで、親しく話しかけてくださる事はとても嬉しいことです。ついつい私も讃岐弁に戻ってしまいました。

また岡山にも帰ってきたいと思います。
大好きな土地ばかりできますね💕
日本人として、日本の歌を歌いつつ、日本の景色を愛していきたいと思います。


本日もありがとうございました😊
明日は、島根県松江市に参ります!!
大野さんと竹内さんの郷里ですね。


♪おお、ひばり♪