各地で記録的大雨による被害があり、まだまだ収拾がつかない状況に胸を痛めております。
私の故郷である香川県も、普段はあまり雨の降らない気候だと言われていたのに、今回の大雨は経験した事のないものだったようです。
自然の前には、私たち人間も無力なものかもしれません。被災地の方々の健康が守られ、支えられますように。

昨日は朝から汗ばむような夏日でした。
そして、久しぶりにフォレスタのメンバーでのコンサートの1日でした。



アンコール:オペラ《椿姫》より乾杯の歌
                   Granada

いつもとはまた趣向の違う内容のコンサートです。ミュージカルの《サウンドオブミュージック》からの抜粋や、オペラ《カヴァレリア・ルスティカーナ》よりアリアなど、クラシカルな形での公演でした。

2部ではマイクは殆ど使わずに演奏すると聞いていて、クラシックを学んでいた私たちにとっては学ぶチャンスであり、生声の醍醐味を感じていただける機会だと思いました。
曲目の解説や進行役は、我らが石川牧子さんが見事に進めてくださりました。
また裏方の方々も、当日リハからの本番というタイトなスケジュールのなかで、全てに応えてくださり、滞りなく私たちを支えてくださりました。

暑いなかにもかかわらず、多くのお客様が来てくださり、皆さん笑顔で迎えてくださりました。顔馴染みの方の顔も見えて、客席からも大きな力をいただきました。本当にありがとうございます。

今回のコンサート。私としてもとても楽しみにしておりました。それは、それぞれの歌をゆっくりと聞けるからです。本番は袖から聞くことしかできませんが、稽古場では大いに楽しませていただきました。
いつもは隣や並んでしか聞こえない歌声も、改めて聞くことでそれぞれの魅力がよく見えてきました。共に歌う仲間の事を尊敬しあえる環境は、やはり最高だと感じたのです。

どの人も、もっと聞きた〜い!と言うのが本音ではありますが、コンサートは腹八分目がちょうどいい。次回を楽しみにできるのは幸せなことですね。

最後のyou raise me upでは、袖で待機しながら舞台を見て少し泣きました。4人の姿が美しすぎたのもありますが、牧子さんがMCで「フォレスタに力を与えてくださるお客さまと私たちとの関係を歌っているような内容の歌ですね」と言われたのです。自分には考えつかなかった考えと、それに気付かされた時の感動が一気にきて、この後出なければならない自分に「冷静になれ」と言い聞かせて舞台に出ました。

千晶さんと静さんはこの舞台で、フォレスタのコンサートはしばらくお休みに入りますが、その華やかで優しい佇まいに安堵し、悲しいというよりも、寧ろまた共に歌える日を心待ちにしながら、その日まで頑張ろうと思わされました。

今回はピアニストに我らが彩さんと石川和男さんが参加してくださりました。お二人とも素晴らしいお人柄と、見事な音で歌声を牽引してくださりました。
歌い手にとって、音楽性を共有しながら支えてくださるピアニストは不可欠な存在です。ただ上手いだけでは、なかなか難しく、意思疎通するだけでも一苦労のこともあるなかで、フォレスタに関わってくださるピアニストさんは皆さん本当に合わせやすくて音楽を共に作っている感覚がすごくあるのです。改めて感謝したいと思います。

自分の演奏への反省はここには記しませんが、もっと基礎を築いていかねばと感じた良い機会でした。

もっと色々な演奏を、フォレスタのみんなと奏でていきたい!!そんな気持ちにさせられた、爽やかな汗をかいた1日でした。
支えてくださった方々に感謝致します。

本当にありがとうございました😊