昨日は夏至でした。夕方になってもまだ明るい空を見上げて、夏が来るんだなあと感慨に耽っておりました。
被災された方々の無事を祈りつつ、自分には何ができるのかを考えます。大きな助けはできないけれど、いつも心にとめておくことはできるのではないかと。毎朝手に取る新聞のどこかに、何かしらの情報があります。心は痛みますが、そういったニュースにも耳を傾けて生活していこうと思います。
実家から、スモモとキュウリとナスとニンニクが送られてきました。私にとっては何よりのご馳走です。特に今の季節の香りと記憶するスモモの甘い香りは、なんとも言えない郷愁にかられます。
甘くて酸っぱい実をかじると、渇いていた細胞に新鮮な水が満たされるようです。
自分の育った場所の空気や水は、特効薬のようなものなのかなあと感じます。外の世界を憧れて18歳で家を出ましたが、スランプや限界を感じた時にも、実家から送られてくるお米や野菜は、私の身体を元気にしてくれて、心を癒してくれました。どうしようもない時に帰る場所があることに感謝します。
梅酒と梅シロップを仕込んだのも、この季節に実家でしていた事を真似てみたかったから。買えば安く手に入る時代かもしれません。しかし、じっくり時間をかけて何かを作るという事が、とても大切なのだと最近は思うようになりました。音楽づくりも同じなのかもしれません。
季節の香りや味を感じて、日々に感謝しながら生きていきたいです。