これまで幾つか面白そうなファクターをご紹介してきました。

例えば、決算サプライズ。

決算によるサプライズ銘柄を延々と買い続けるとどうなるか?

 

今回は、決算発表シーズン以外で起きるサプライズについて、

つまり、上方修正や下方修正が出た場合の検証です。

 

(決算サプライズのときと同様に)業績の修正前と後の値を

ローゼンバーグ方式で計算したものを修正ファクターとして、

5分位分析してみました。

 

対象は日本に上場している全銘柄、期間は2003年~2023年9月まで。

売上、営業、経常、純益と4つについて調べたものが下記です。

 

■2003年から2023年 修正ファクター ※リビジョン=修正

 

1に近いほど下方修正、5に近いほど上方修正が大きい線です。

売上、営業、経常、純益でそれぞれ調べましたが、

基本的に、綺麗な末広がりの形に近いですね。

上方修正が出れば株価は上昇するし、下方修正が出れば株価は下がりますので、

長期的に見れば、この結果はある意味当たり前なのかなと思います。

 

もう少し短い期間で詳細に調べる為、直近6カ月で見てみました。

 

■2003年3月末から2003年9月末 修正ファクター ※リビジョン=修正

 

細かく見ると、上方修正の一番大きなグループの5と

二番目の4との間では、差があるように見えます。

 

半端な値では、株価に与える影響は限定的で、

やはり大きな修正が入るものほど優位性が高いですね。

 

上方修正が全体の上位1/5に入る銘柄ならば良いということになりますが、

もう少し市場や時価総額で細かく見てみます。

 

色々見たのですが、スタンダードとグロースの合計で、

時価総額が上位1/2と下位1/2に分けて分析したものが

一番特徴が表れていたので、それを貼っておきます。

 

 

やはりスタンダードやグロースで時価総額が小さいものが大きく上昇しますが、

5(赤)のグループの一人勝ちという感じですね。

 

次回、この条件における具体的な銘柄も書いてみます。

 

 

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