四半期ごとに決算発表がありますが、

業績が、予想されていた数値よりも良ければ、

それがサプライズとなって株価を上げます。

 

それを決算サプライズというファクターとして

5分位分析してみました。

 

決算でサプライズのあった銘柄を買い続けると資産の推移はどうなるか?

を調べたわけです。

決算サプライズは、予想値と実際値の差をローゼンバーグ方式で

計算しました。

 

対象は日本市場に上場している全ての銘柄で、

売上、営業、経常、純益の4種類ごとに行いました。

 

まず、長期的な分析です。

期間は2005年1月から2023年9月までです。

 

2005年1月から2023年9月まで

 

5の赤線が、もっともポジティブなサプライズの大きかったグループです。

1の紺色は、ネガティブサプライズが大きかった銘柄グループです。

 

多少イビツな形になる時期はありますが、それなりに末広がりの形になっています。

決算サプライズが何も効果ないとなると、流石に業績の良い銘柄を買うという株式投資の前提が崩れてしまいますよね。

 

今度は、同様の分析を直近6カ月で行ってみました。

 

2023年3月22日から2023年9月22日までの直近半年間

 

今年、4~5月の決算発表シーズンは、良い決算発表だったのに、

翌日以降やたらと売られた銘柄があったような気がしましたが、

こうして分析結果を見ると、確かにそういう傾向が強かったですね。

ただ、適度に業績の良かったもの(ピンク色)は安定して上げています。

 

どうやらサプライズ度の大きい銘柄は織り込み済みとして、

一旦利確された傾向が強かったようです。

 

ただし、一度、大きく売られた後は、その後、ジワジワと上げています。

そして、7~8月の発表シーズンでは、赤色の線は、多少下げか横ばいとなり、

8月末ぐらいから上げ始めています。

 

以前もブログで書きましたが、

決算発表後は、下図のような動きが多かったことで、

一度は織り込み済みか利確の動きが出て下げたものの、

利確が一巡すると買いが優勢になって上げ始めた銘柄が多いという事でしょう。

 

 

今年の戦略としては、好業績のサプライズ決算は、

翌日、大きく上放れた銘柄は一旦様子を見て、下げ止まりを確認してから

エントリーするというのが有効なものは多かったです。

次の10~11月の発表シーズンでも、

似たような動きの可能性はある、というのは頭に入れておきたいです。

 

なお、空売りに関しては、

ネガティブサプライズの銘柄に売りを仕掛けるというのは結構有効ですね。

大きく下放れで寄り付いた後、多少リバウンドしますが、

やはり業績に応じて株価は下げて行きます。

 

 

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