我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。

 

5月の主な活動報告を公式HPに更新いたしました。

 

 

6月も激務が続きますので、体調管理に気を付けながら政務・議会活動に誠心誠意、取り組んでいきます。

 

さて、日々、寝る時間を削りながら6月議会に向けて議論する内容を精査し、原稿を作成しているわけですが、私は読書が大好きなので、本を読む時間がとれないことがストレスに繋がってしまいます。

 

インスタグラムでは時々、読んだ本の紹介をしていますが、ブログでもシェアしていこうと思います。

どうしても政策に直結する本を選びがちで、いつか読もう、読もうと後回しにしていた本を今年は読むことにしています。


今日はこちらの本をご紹介。

 

#チーズはどこへ消えた
#迷路の外には何がある

 


 

スペンサージョンソン氏の名著で20年以上前に発売された本です。ビジネス書的なイメージがあったので、手にとっていなかったのですが、一時間程度でサクサクと絵本のように読め、なぜこの本が世界的にベストセラーになったのか理解できました。


現状にしがみつき、変化を受け入れられず、変化に対応できないもしくはしない人と、小さな変化に気づき、自ら新しい道へ挑戦する人との差をネズミや小人で表している本です。
私自身は割と小人のホーのタイプで、サッパリと過去に見切りをつけて次にどんどん進んでいくことを恐れません。

反省し、次に活かすために過去のことを思い出すことはありますが、見つめている先は常に「今」と「未来」です。


橘玲さんの書籍「無知とバカ」の中で、研究者の考察として個人主義的な文化のアメリカと異なる日本のような集団主義的な文化では周囲とうまくやっていくことが重要であるため、日本人は自尊心が低いと言われていることが紹介されています(橘氏は所属する集団や生まれた国によって自尊心の高低が自動的に決まるかは懐疑的だが、自尊心の具合によって危機への対処法が異なることについて興味深いとしている)。

橘玲氏の書籍はまた別途、ご紹介したいと思いますが、自尊心が養われた人は新しいことにも果敢に挑戦しよう、という意気込みや行動力がある傾向があります。

 

私個人的には育った環境やその国の文化はその人の変化の対応の仕方に大なり小なり影響があると思っています。

私は中学まで父の転勤でアメリカに住んでおり、尚且つ現地校に通っていました。
移住により、国も言語も人種も生活そのものが、ある日突然、変わってしまい、自分が変化に対応しなくては生きていけない状況になりました。
突然、チーズがなくなったヘムとホー状態です。
まさにその時は、英語もわからず、一体今、何の授業をやっているのか、さっぱりわからず、子どもながらに苦しかった時期がありましたが、壁にぶち当たることもあったとしても、飛び込んでいったことで、自分の人生にとってかけがえのない新しい考えや発想を得ることができたのです。

この本を日本の政治家に薦めると

「なんともアメリカ的だ」

という感想をいただくことも少なくないのですが、たまにはこういうシンプルな考え方も必要だと思うわけです。

特に日本人には。

チャールズダーウィンの種の起源にあるように、変化する環境に敏感であることはとても大切です。


世の中が急激に変化しているにも関わらず、それに気づきたくない、気づこうとしない、ということは、むしろ日本人が好む安定から離れていることを理解しなくてはなりません。

ずっと変わらないでいたい、楽な方が良いのは人間の脳の構造としては仕方のないことかもしれませんが、それは考え方を変えることで全く違う景色となります。

 

困難な時ほど自分が成長するチャンスであることは、自分の経験を通して私はよく学生たちに話します。

 

これからもあらゆる情勢にアンテナを高く張り、変化の先にある本質を見逃さずに仕事に取り組むことで、問題解決力を高めていきたいと思います。