我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。

 

本日、千葉県議会では私が所属する総務防災常任委員会が開会されました。

防災危機管理部の令和6年度一般会計予算は78億7,063万7千円で、令和5年度当初予算と比較すると金額で23億5,953万9千円、42.8%増となっています。

防災行政無線設備再整備工事や災害対応のデジタル化の推進など県全体の地域防災力の向上のために市町村の防災力向上に係る取り組みに対する補助事業を令和7年度まで集中的に支援していきます。

 

私からは女性目線の防災対策として、約9千7百万の予算が計上されている備蓄物資整備事業のうち、更新される液体ミルクと生理用品について質疑を行いました。

(※千葉県は発災直後の生命維持や生活に最低限必要な食料・飲料水・生活必需品等の物資や資機材を中心に、市町村を補完する立場から、発災から3日間に必要となる備蓄量等を算定し、備蓄しています。)

 

質疑によると、液体ミルクは県として備蓄しているのは約1000本。

液体ミルクは消費期限が1年なので、毎年更新しており、生理用品については現在6万5,600枚備蓄しており、新年度はそのうち5万4,500枚を更新するとのことでした。

生理用品については、メーカーが推奨する期限が3年とのことで、その時期に合わせて更新を行っているとのことでした。

その際、液体ミルクは期限が切れる数か月前に社会福祉施設へ、生理用品についても教育庁や社会福祉施設へ提供しているとのことでひとつも廃棄していないとのことでした。

引き続き、廃棄せずに公共施設や学校へ提供するなど、期限を見極めながら有効活用するように要望しました。

 

 

次に総務部では我が会派が9月定例県議会の代表質問で提案し、実現した「県庁の職場におけるハラスメントに関するアンケート」についてです。

 

県では令和5年12月26日~令和6年2月9日までの間、知事部局職員(臨時的任用職員及び会計年度任用職員含)約1万人に対し、ハラスメントに関するアンケートを実施しました。この間も一人でも多くの職員に回答してもらえるよう、工夫を依頼していました。

 

今議会の我が会派の代表質問の答弁によると3,296人から回答が得られ、現在集計中とのことでしたが、委員会では代表質問から委員会までの間の速報値について質疑を私から行いました。

 

千葉県人事課によると、過去3年間にハラスメントを受けたと感じたことがあるかとの質問に対しては、受けたと感じたとの回答は以下の通り。

 

○パワハラは24.9%、820人

○セクハラは6.1%、201名

○マタハラは2.0%、66名

 

数字が初めて出ましたが、多様性尊重条例を制定している千葉県としては、どう考えても改善をしていかなくてはいかない数字です。

 

特に私が指摘をしたのは、社会情勢の変化や時代の流れとともにハラスメントの種類も増えており、世代間や価値観のズレにより、気づかない間に自分がハラスメントの加害者になってしまっている可能性もあるということから、時代に合わせたハラスメント研修の充実です。

これは正直申し上げて、政治家も同様です。

 

パワハラやセクハラのみならず、性的マイノリティの方に対するソジハラや男性が育休などを取得するときに不当な扱いを受けるパタニティハラスメントなども昨今では課題となっています。

多様性に関する理解が十分でない環境ではハラスメントが起きやすくなります。

 

誰もが働きやすい環境を整備していくために、このアンケート結果をしっかりと精査し、活かし、多様性尊重条例を制定した千葉県として質の高い対策を講じていくべきであると要望しました。

 

まだ、私の出番はあるので、引き続き気を引き締めて頑張ります!