こんにちは、我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。

 

 

本日は私が所属する総務防災常任委員会が開かれました。

付託された議案は全員意義なくすべて可決いたしました。

 

まず危機管理部では、備蓄品のアレルギー対応策について私から質問いたしました。

実はこの案件は地元のお母さま方をはじめとし、前回私が液体ミルクを取り上げたことに波及し、是非とも「災害備蓄品の食糧やミルクなどに関するアレルギー対策」について取り上げていただきたいという要望があり、今回、質問いたしました。

 

食べられるものが限定されるアレルギー疾患のある子どもを持つ保護者は主にインターネット注文でアレルギー対応のミルクや食料を購入していまして、アレルギーのある子どもは全体で5~10%と言われており、東日本大震災においてもアレルギー対応食の不足が課題となりました。2015年に日本小児アレルギー学会が自治体におけるアレルギー用食品の備蓄に関する案をまとめて、自治体に周知をしたこともあり、徐々にアレルギー対応の備蓄品を用意している自治体が増えてはいるものの、まだまだすべての自治体が対応したわけではありません。さらにはこうしたアレルギー対応職は購入できる店舗も限られているため、千葉県が災害協定を結んでいる企業等でこうした対応品が災害時に手に入るようにしてほしいと要望いたしました。

乳アレルギーの赤ちゃんはアレルギー用ミルクがないと命にかかわります。もちろん、自分で備蓄をしておくことが大前提ではありますが、災害はどのタイミングで起こるかわかりません。アレルギーのあるお子さんだけでなく、普通に食物アレルギーがある人、疾病により何らかの食べ物制限がある方、高齢者などいわゆる「食の要援護者」と呼ばれる方々を含め、だれもが安全に食することができる備蓄をすることが望ましいと思います。

偶然にも傍聴にお越しになっていた女性から「うちの子供もアレルギーなんです、ありがとうございます!」とお声をかけていただきました。

何を隠そう、私もそうだったんです。こどもの頃は食べるものがとても少なくてとても大変でした。だからこそ、その気持ちはよくわかります。

 

総務部関係では『障害者雇用率の算出誤り』について。

国や多くの府県においても雇用率算出誤りが発生しておりますが、残念ながら千葉県も発生しており、指導する行政の立場がこうしたことを起こしたことはあってはならないことである、と発言し、二度とこのようなことが起きないような具体策を県に質しました。

県としては障害者雇用率を算定するにあたり、身体障害者手帳や都道府県知事の定める医師等による診断書等を必ず確認することを徹底します、とのことで、その確認フローや手順なども質問しながら質疑を進めました。

 

そして、もう一つ重要なのがその中身です。

雇用率を修正した結果、知事部局における平成30年度の雇用率は法定雇用率2.5%を下回る2.44%となります。県では障害のある方を対象とした別枠採用試験を実施しているわけですが、その対象は身体に障害のある方に限定しています。より多くの障害のある方を採用するためにも精神障害のある方などの雇用も進めていく必要があることから、千葉県において精神障害や知的障害のある方の雇用に積極的に取り組むよう要望いたしました。

 

 

ということで、これから午後は委員会の視察へと行ってまいります!