こんばんは、千葉県議会議員(我孫子市選出)の水野ゆうきです。

 

本日、6月定例千葉県議会が閉会いたしました。

 

議会運営委員会→本会議(委員長報告、討論、採決等)→常任委員会開催(正副委員長互選)→議会運営委員会→本会議(正副議長選)→議会運営委員会(正副委員長互選)という日程で合間にいろいろと入り、目まぐるしい1日でした。

 

執行部より6月定例県議会に上程された議案はすべて可決されました。

また、本日『学校におけるブロック塀等の安全確保に要する費用の補助金制度の早急な創設及び先行して対応した自治体への制度の遡及的な適用を求める意見書(案)』が追加議案として上程され、全会一致で可決されました。

 

内容は以下の通りです。

 

『学校におけるブロック塀等の安全確保に要する費用の補助金制度の早急な創設及び先行して対応した自治体への制度の遡及的な適用を求める意見書』

 

 平成30年6月18日に発生した大阪北部を震源とする地震(以下「本地震」という)では、小学校のブロック塀が倒壊し、通学中の女児が下敷きになって亡くなるという大変痛ましい事故が発生した。

 これを受けて、本県教育委員会が目視による緊急調査を県立学校161校で実施したところ、本年6月29日時点で、ブロック塀等がある学校110校のうち、現行基準に不適合なものを有する学校が83校(200箇所)、揺れ、傾斜、亀裂があるものを有する学校が52校(95箇所)もあることが判明しており、今後、詳細な調査と改修や撤去等の必要な対応を早急に行うことが求められている。

 県内市町村教育委員会が所管する学校においても、問題があるブロック塀等が多数存在することが判明しており、私立学校や保育所などの施設でも同様の懸念がある。

 本来最も安全であるべき学校や保育所などの施設(以下単に「学校施設」という)の脆弱性により子供たちの生命や身体に危険が及ぶことはあってはならず、対策は急務であるところ、政府としては、本地震を踏まえ、全国の小中学校でブロック塀の撤去や改修に費用が必要になった場合の対応について、「補助金の活用を検討したい。」という意向を示している。

 そこで、政府に対し、以下、要望する。

 

1.学校施設におけるブロック塀等の詳細な調査及び改修や撤去等(以下「本対応」という)に要する費用を補助する制度(以下「本制度」という)を早急に創設すること。また、既存の補助制度があるものについては、対象経費の下限額の引き下げを行うなど、その拡充を図ること。

2.本地震以降、本制度の創設及び既存制度の内定を待たずに、各自治体で先行して本対応を行ったものについても、補助対象とすることにより、各自治体の迅速な対応を後押しする制度とすること。

3.これらに対応するために、平成30年度補正予算を速やかに策定すること。また、引き続き学校施設の老朽化・耐震化に必要な予算を確保して対策の一層の推進を図ること。

 

千葉県としても動いてほしいという声がたくさんあった中で、6月定例議会中にこうした動きが議員の中であり、私自身も地元我孫子市において、市長及び教育長と協議を進めていたところでした。

引き続き取り組んでいきたいと思います。

 

発議案ですが、我々無所属会派『千翔会』も賛成し、可決したものは以下の通り。

 

〇日本年金機構の情報セキュリティー対策の見直しを求める意見書について

〇地域材の利用拡大推進を求める意見書について

〇義務教育費国庫負担制度の堅持に関する意見書について

〇国における平成31年度教育予算拡充に関する意見書について

〇警察官の増員に関する意見書について

 

我々『千翔会』が賛成したが、否決となったもの。

 

〇森友・加計学園疑惑の真相解明を求める意見書について

〇モニタリングポストの継続配置を求める意見書について

〇旧優生保護法による不妊手術の被害者救済を求める意見書について

〇旧優生保護法下における優生手術に対する補償及び救済を求める意見書について

〇地方自治体における消費者行政の充実・強化についての意見書について

〇日本政府に対し、セクハラや暴力防止のためのILO国際基準条約の批准を求める意見書について

 

私たちの会派は全て是々非々で賛否を行っており、内容を吟味して、どこどこの会派が提出したから賛成しない、などということはしません。