こんにちは、千葉県議会議員の水野ゆうきです。

 

本日は私が所属する総務防災常任委員会が開催されます。

この間、東葛地区における市議の方々と協議をしてきた内容をしっかりと県にあげて質疑を行う予定です。

委員会の質疑に関してはまた別途ご報告いたします。

 

今日は私の一般質問の最後の項目『がんの終末期医療について』です。

 

 

6 がんの終末期医療について

 

県がインターネットで実施した平成29年度医療に関する県民意識調査によれば、病気で長期にわたる治療が必要になった場合に入院治療を希望すると回答した方は34.2%、在宅医療を希望すると回答した方は34.4%でした(残りはわからない)。

 

また、自分が最期を迎えたい場所として、実に47.1%と約半数近い方ができるだけ自宅や老人ホームなどの居住の場での療養を望んでいることがわかりました。しかしながら、厚生労働省の平成28年度人口動態調査によると、実際に最期を迎える場所の74%が病院となっており、県民の希望と現実には大きなギャップがあります。今回の一般質問では二人に一人が罹患し、3人に一人亡くなっている特にがんの終末期医療について質問しました。

 

(1)私の身近でもがんにり患し、住み慣れた地域、つまり在宅での療養を望む声が存在しているものの、そもそも在宅医が不足していることや、在宅で患者が望むようながん治療を行うことができる医師がいないことなど、本県における在宅緩和ケアの提供体制に課題がある。

在宅での終末期を望むがん患者に対する緩和ケアの課題と取組状況はどうか。

 

県答弁:本年3月に策定した第3期千葉県がん対策推進計画では、在宅緩和ケア提供体制の充実にあたり、それを担う人材の育成や多職種間の連携強化、また、患者・家族の求める情報の提供などが課題とされた、こうしたことから、県では県内15か所のがん診療連携拠点病院等が開催する緩和ケア研修に、広く地域の医療・介護従事者の参加も促し、人材育成や連携強化に取り組むとともに在宅緩和ケアを提供する施設等の情報を県のウェブサイト「ちばがんなび」を通じて県民に発信するなど、在宅緩和ケア提供体制の充実に努めていく。

 

<水野再質問> 千葉県においては在宅医療の進み具合については地域間格差がかなりあり、医師会などで在宅医療に力を入れているところもあればそうでない地域もある。自分らしい暮らしを人生の最後まで望む県民の意思に応えていくためにも、そして、尊厳保持という観点からも、がん患者の在宅医療に対する地域の支援体制を整えていくことは、非常に重要。県で抱えている課題として、答弁で担い手不足が出た。がん患者の看取りができる担い手を増やす必要があると思うが、県としては、どのように取り組んでいるのか。

 

県答弁:県では昨年10月、患者の終末期の生活を支援する介護スタッフに向けて、具体的なケア方法をまとめた緩和ケアマニュアルを全国に先駆けて作成。今後はそのマニュアルを活用した介護職への研修会のほか、在宅医や訪問看護ステーション等によるがん患者への対応等を支援するための在宅医療スタートアップ研修を開催するなど緩和ケアを担う人材育成に努める。

 

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以上6回にわたり、私の一般質問の質疑内容をご報告いたしました。

 

傍聴にお越しいただいた多くの我孫子市民の皆様のみならず、多くの千葉県民の皆様にも私の議会活動や地域課題に対する視点等を

知っていただくために、あらゆる方法で自分の活動をしっかりと報告してまいります。