こんばんは、千葉県議会議員の水野ゆうきです。

 

今日は朝から怒涛の忙しさで、一日中行政(千葉県及び我孫子市)と議員たちと協議に明け暮れていました。

 

夕方にようやく一段落し、夜はそのまま千葉県弁護士会館松戸支部にて行われた「虐待~児童・障害者・高齢者・DV~」勉強会に我孫子市でいつもお世話になっている方々とご一緒しました。

 

 

2時間半みっちりとお話しをうかがい、さきほどようやく帰宅し、一人で夜10時に寂しく家ご飯・・・。

 

この勉強会は弁護士をはじめ、現場で実際に働かれている皆さんと意見・情報交換をする定期的な勉強会でして、今日は50名を超える専門家の皆さんと虐待についての勉強会でした。

 

虐待には4つあります。

●児童虐待

●高齢者虐待

●障害者虐待

●配偶者虐待

 

例えば、障害者虐待における虐待防止法制の対象範囲も年齢等によって適用される法律が以下のように異なります。

●18歳未満=児童虐待防止法、障害者虐待防止法、

●18歳以上~65歳未満=障害者虐待防止法

●65歳以上=障害者虐待防止法、高齢者虐待防止法

 

また配偶者からの暴力には配偶者暴力防止法があります。

 

 

それぞれ4つの虐待について、市のご担当者、柏児童相談所から詳細な現場の状況や虐待通告からの支援フローを学び、その中で浮き彫りになった課題に対して対策をそれぞれの立場で考えていきます。

 

千葉県内で一番多忙で大変である柏児童相談所の方からは、実際の環境面、受け入れ先の里親開拓の必要性や施設面、課題をしっかりと聞きましたので、しっかりと議会で対応していこうと思っています。

 

最近は高齢化の進展により、DVも若い夫婦間ではなく、被害者は高齢女性が多いとのことです。認知症などによって暴力的になるケースなども見受けられるとのことでした。

そうすると、65歳以上はDV避難(県のシェルターも65歳未満までという指針)という形ではなく、高齢者虐待防止のほうが良いということで、なるほど、と勉強になりました。

 

それぞれの事例によって、それぞれの機関が連携しあって、被害者が救われるわけですが、その数はどの虐待も増加の一途をたどっています。一人でも多くの人を救えるように私も今の立場で全力で取り組んでいこう、と改めて心に誓いました。

 

そして私はこうした勉強会に積極的に参加をしたり、専門家に自分でヒアリングに行ったり、現場に行ったりすることで生の声を聞き、現実的に必要な課題の解決という観点から仕事をすることが多いのですが、こうした勉強会にも議員さんがもっと来れば、議会でも良い議論が行政とできるのになぁ・・・としみじみ思いました。