こんばんは、千葉県議会議員の水野ゆうきです。

 

本日の千葉県議会では公明党と共産党の代表質問と一般質問が行われました。

 

その前に、ひとつご報告。

私が所属する会派・千翔会(谷田川議員、水野)は

くらしの場の拡充と医療費助成の改善をもとめる請願」の紹介議員となりました。

 

 

請願団体:障害者の生活と権利を守る千葉県連絡協議会

       社会保障推進千葉県協議会

 

請願項目:

①障害児者の「暮らしの場」としてグループホームや入所施設・通所施設などの社会資源を拡充するとともに、それぞれの機能と役割を明確にし、利用者が選択できるようにしてください。

②福祉・介護従事者の賃金を大幅に引き上げ、労働条件を改善するとともに、福祉施設職員の実態を調査してください。

③重度心身障害者(児)医療費助成について次の点につき改善してください。

 1、一部(自己)負担金の徴収は中止にしてください。

 2、年齢より精度の対象者を制限することはやめてください。

 3、精神障害者も対象に加えてください。

 

市議の頃から福祉分野における障害者施策に関しては力を入れてきているところであり、わざわざ車椅子で県庁までお越しいただき、これまでもあらゆる会派に説明にを重ねてこられた皆様。

少しでもお役に立てるよう、負担軽減のために引き続き働きかけてまいりたいと思います。

 

さて、本日の公明党と共産党の代表質問ですが、私は冊子が真っ黒になるほど質疑内容を詳細に書き込みまして、その日のうちにまとめる、という作業をしているのですが、大変勉強になる項目ばかりでしたので、今日のまとめはとても時間がかかりそうですが、新たな視点も学べるので有り難いことです。

 

公明党からは特に「チバニアン」、東京オリンピックパラリンピック、インフルエンザワクチンの安定的な供給、ドクターヘリ、女性の働き方改革、事業所内保育園、オンラインゲームの依存症対策、都市農業、家庭教育支援、いじめ問題(発達障がい児に対して)、仮想通貨取引被害や盗撮等による千葉県迷惑防止条例の改正の必要性などを質問。

 

女性に関わる質問が多岐の分野にわたっていました。

千葉県においては育児期に働いている女性が少なく、長時間労働も高いことから、待機児童対策、女性の働きやすい環境づくりのためにも、千葉県も事業所内保育所の設置に関しては有効である認識で、助成を決定しているとのことでした。

 

また教育分野で気になった質疑は教師による児童生徒のいじめがあったということでした。学校生活アンケートを県の教育委員会に報告する義務を果たすべき、というやりとりがありまして、思い切ってアンケートに先生から受けているいじめを書いた子どものアンケートは県教委に報告されていなかったということです。

 

どの会派の質問にも共通している部分があるのですが、「県」という行政単位は基礎自治体の市町村と比較すると住民と接する機会もそれほど多くなく、どうしても机上の議論になりがちな気がしています。

 

共産党が県立学校の老朽化について、雨漏りや外壁の亀裂、窓枠が剥がれ落ちている、体育館のフローリングに段差(既に生徒が怪我をしている)、などを写真付きで議場に配布し、なぜ、早急に修繕しないのか、予算をつけないのか(これは知事へ)と教育庁へと迫りましたが、現場に県の管理職が出向くという作業が重要なのではないか、と思っています。

それは私たち議員も同じです。

 

私はたまたま市議を経験していたことから、引き続き市議の頃と変わらずに市民と密接な関係性を保ちながら仕事をしていますが、何事も「現場で汗をかく」ということが大切であると痛感しています。

働く場所が異なっても決して市民、県民の皆様との接点が遠くなってはいけないと思います。

 

話はそれましたが、共産党の質疑で大変私も気になって独自で勉強をしているのが「太陽光発電」。千葉県でも大規模な森林伐採によって設置するメガソーラーに反対する団体も少なくなく、景観や自然環境が危惧されています。

 

私自身、環境アセスメントについて、講演会に行くなどして勉強しておりますが、環境影響評価の条例を改正して、広い土地に建設する太陽光発電所を対象に加える県も出てきていますが、千葉県は除外されていることから対象にするべき、という内容。

私もこれについては賛成です。長野県や兵庫県等に加え、他県の事例や進捗もしっかりみていきたいとは思いますが、再生可能エネルギーを導入・拡大し、長期安定的に発電して地域社会に貢献するためには必要なプロセスであると思います。

 

と、議場でも一般質問冊子がすでに書き込むスペースがなくなるほどヨレヨレで、会派の控室でも資料に埋もれながら、議会中は奮闘しています。

 

@会派控室