こんにちは、水野友貴です。

 

昨日で2月定例千葉県議会が閉会しました。

我々、会派「千翔会」が反対しましたが、

数の原理から可決されてしまったものももちろんあります。

 

それが政務活動費の公開等に関する請願や

選挙区間の1票の格差を2.0未満することに関する請願等、

県民感覚からしたら至極当たり前のことだと思うのですが、

どの委員会においても自民党が過半数を占めているため、

委員会の結果通りとなり、本会議における賛否でも

残念ながら通りませんでした。

政務活動費の公開等については委員会では

継続審査という結果のため、なんとか自民党には

公開に向けて努力をしてもらいたいです。

 

また昨日、自民党が提出した発議案が可決されました。

それは、選挙区割り・議員定数に関する条例です。

 

千葉県議会では議員定数等検討委員会が設置され、

これまで6回にわたり議論を重ねてきました。

委員会では1票の格差是正や議員定数の総定数、

選挙区割り等、各会派から様々な意見が出されましたが、

昨日の2月定例県議会閉会日に自民党は以下の案を提出。

●定数は95から94(1減)

●選挙区は46から42

●最大格差は現状の2・88倍から2・44倍(未だ2倍以上)

 

自民党からの趣旨説明では飛び地や逆転区の解消、

議員定数の削減は地域住民の声を代弁する機能が

損なわれることが懸念され慎重に期すべき、という内容が

語られましたが、一票の格差の是正が不十分であることや

第三者や専門家に意見を聞くような機会を設けずに

このような決め方をしたのは拙速であったように感じました。

 

各会派からは委員会にて1票の格差を2倍未満にした案、

議員定数も70人台~80人台に減らした案や

90%以上を自民党が占める1人区を解消する等の案が

出されましたが、意見の一致が見られなかったため、

第三者機関やパブリックコメントやタウンミーティングを

行うべきという意見もあったにも関わらず、

それらの意見が反映されず、発議案が出され、

公明党や共産党をはじめ、反対討論を行い、

自民党といんば無所属の会以外の

我々含め各会派が自民党案に反対をする立場をとりましたが、

自民党が千葉県議会の過半数を占めるため、

採決の結果、同条例案が賛成多数で可決。

 

なんだか、いろいろと腑に落ちないこともあったり、

色々と心配かけて助けてもらったこともあったり、

党派を超えて協力し合ったり、ぶつかったり、

地方議会というものを考えさせられるような

2月定例県議会閉会日でした。

 

でも、また頑張ろう・・・。