こんばんは、水野友貴です。


2日目のハードスケジュールの調査が終了しました。


本日は日本政府観光局(JNTO)、

ニューハム区役所、エクセルロンドン、

エネルギーセンターをみっちり視察・研究・調査しました。


日本政府観光局ではロンドン事務所長より

英国人の訪日旅行状況等、インバウンド政策を

レクチャーいただきました。


英国からの訪日客の推移は過去最高水準となっており、

昨年は25万人(特に3.4月、7月、10月が伸びている)。

特に2016年前半では14.5万人と

対前年伸率は19.2%


英国からの訪日客の約9割はファーストタイマーとのことで、

東京、富士山といったゴールデンルートが主。


今後の課題としてはBrexit(離脱)による円高ポンド安た

英国-日本の直行便の逼迫、宿泊施設の確保など。

ちなみに直行便は羽田が3便、成田が1便です。


そして千葉県としての課題ですが、

やはり英国では「Chiba」の認知度が低いことから

「千葉=●●」というイメージ戦略の必要性とのこと。

東京にプラスアルファで東京では体験できないことを

千葉の魅力として発信していくことが肝要です。


そもそも英国人の旅行インスピレーションは

ネット上における体験談やクチコミとのことで、

英国人訪日の際に求めることは「伝統文化体験」であり、

千葉ならでは魅力創造が重要です。


ちなみに英国からの訪問都道府県の順位は

東京、京都、大阪、神奈川、千葉と

5番目とはいえ、東京と京都で3分の2にもなります。

平成27年の英国からの千葉訪問は34,650人で、

割合としては5.7%です。


BtoB(旅行・広告会社との提携),BtoC(メディア利用)の

観点でJNTOは仕事をしています。


JNTOとも連携しながら、そして我々県議は

千葉県に訪れる客数が増えるように課題解決、

魅力作りと発信が求められています。


インバウンドの成功事例として岐阜県の飛騨高山があります。

参考にしつつ千葉独自の手法を考えていきたいところです。


ニューハム区役所(ニューハムくは東ロンドンに位置)

では現地の方に2012年ロンドン五輪会場跡地や

ロイヤルドックス地区における再開発事情の概要を

プレゼン式に詳しく教えていただきました。

(※こちらは英語でメモをとったのと内容が

 ローカル且つ説明に数時間はかかってしまうので

 概要だけブログに書きます。)


英国


大規模再開発が行われるこの地区では

相当数の家が建設される予定で

再開発による雇用も期待されるところです。


この地区は裕福ではなく、低賃金であったものの、

再開発事業、オリンピック効果による

知的レベルも雇用も土地の価格等も

かなり改善されました。

ニューハム地区がロンドンの成長を賄うとも!


実際に周辺を視察してきましたが、

土地も広大で空港も電車もあり、

若い世代も多く住んでいます(25歳以下40%)。


ロンドン中心街とも近いことから

再開発事業により経済含め明るい未来を期待できました。


最大級の展示場「Excel」もエクセルのPRマネージャーに

案内していただきました。


英国


こちらではロンドン五輪の際にオリンピック7種目、

パラリンピック6種目が行われ、その際の来場者は

150万人とのこと。


年間約300のイベントが開催されます。


最後はエネルギーセンター「Engie」へ。

こちらはフランスの会社で電力、冷暖房、

温水、冷水を供給する電力供給施設です。


英国


木くずなどのバイオマス燃料を利用しており、

実際に施設内を見学させていただきました。


以上、ランチもラッシュで食べてハードな視察を

本日も無事終えることができた上に

大変勉強になった1日となりました。

ノートがびっしりです(;^ω^)


本日、午後から案内していただいた

ニューハム区役所のお二人と記念に1枚!


英国


ちょっとした移動の間もずっと質問させていただき、

とても丁寧に色々と教えてくださいました。


最後は日本の政界で頑張って欲しい、という

メッセージをお二人からいただきました。


さて、明日からも頑張ります!

まずは疲れたので、明日に備えて寝ます

(現在ロンドン深夜12時)。