こんばんは、水野友貴です。
本日、2月定例千葉県議会が閉会いたしました。
上程された議案はすべて可決。
請願についてですが、県土整備常任委員会付託され、
新聞報道もされた請願第34号の
「建設事業者に対する損害賠償請求の軽減を
求めることについて」
は民主党、公明党、共産党、維新等とともに反対しました。
以下が要旨です。
【要旨】
平成26年2月3日に千葉県山武地区の建設事業者30社が
公正取引委員会から排除措置命令を受けたことに関し、
千葉県が建設事業者19社に対し総額11億円の
損害賠償金を請求していることに対して、建設事業者を
取り巻く経済環境、 これら建設事業者が倒産・廃業に
至った場合の地域経済や地域の災害対策に与える影響、
また、沖縄県、石川県および鹿児島県における
減額事例を参考に、損害賠償 請求の軽減について
措置願うものである。 対象となっている建設事業者は、
ほとんどが中小零細事業者であり、経営状況も脆弱なうえ、
苦しい経営を余儀なくされている状況にある。
このような状況において、公正取引委員会への
課徴金に加えて、千葉県が請求 している20%の
損害賠償金の納付は非常に厳しいものであり、
多くの建設事業者 が倒産・廃業に至る恐れがある。
他県における事例においても、沖縄県は10%を5%に、
石川県は30%を8% に、鹿児島県では10%を5%に
損害賠償額をそれぞれ減額している。
対象建設事業者は今回の事案を猛省し、
今後も県民の安全・安心や災害対策を担う一翼として
努めていく所存である。
以上の趣旨から、建設事業者に対し、
一定の割合による損害賠償金の減額および
分割支払い等の軽減について措置願いたい。
要は談合業者の賠償金を軽減してほしいという請願です。
数の論理で通ってしまいましたが、、、、。
発議案は以下を他会派と共同提出しましたが、
残念ながら否決。
第3号
「北朝鮮による四度目の核実験に対する抗議決議について」
(民主党・共産党・維新・護憲会・県民声・かとり・我孫子提出)
第4号
「北朝鮮によるミサイル発射に抗議する決議について」
(民主党・共産党・維新・護憲会・県民声・かとり・我孫子提出)
第11号
「安保法制の廃止を求める意見書について」
(民主党・共産党・維新・護憲会・県民声・かとり・我孫子提出)
また第15号の「子育て支援の拡充を求める意見書について」
も賛成しましたが、こちらも否決・・・涙。
私も賛成し、可決された意見書は下記6件です。
●医療費等に係る消費税問題の
抜本的解決を求める意見書
●地方公会計の整備促進に係る意見書
●成田空港のさらなる機能強化に関する意見書
●北朝鮮による日本人拉致問題の
完全解決を求める意見書
●軽減税率の円滑な導入に向け事業者支援の
強化などを求める意見書
●TPPの影響に関する国民の不安を払拭し、
対策の確実な実行を求める意見書
おそらく皆さんが疑問に思う部分は
件名や内容は似ているのにどうして否決されているものと
可決されているものがあるのか?
ということだと思います。
基本的には「どこの会派(政党)が提出しているか」
ということが県議会では大きく左右します。
ちなみに私は無所属なので、どの会派の提出だろうと
是々非々で内容で賛否を決めています。
今日は最終日でとても疲れた1日でした・・・。