こんばんは、先ほど帰宅いたしました。
本日もお疲れ様でした。
水野友貴です。
今日は大変悲しい報道がありました。
「火垂るの墓」で直木賞を受賞された
野坂昭如さんがお亡くなりになりました。
私は米国の現地校(エレメンタリースクール)卒業後、
ロサンゼルスのインターナショナルスクールにて
勉強をしていた時期がありました。
そして、小学校6年生の時、野坂昭如さんが
米国で暮らす日本人の子どもたちに
「火垂るの墓」を観せたいということと
戦争がいかに悲劇的なものかということを伝えに
お越しになり、講演もされました。
大変貴重な機会で、野坂先生のお姿は
今でも忘れません。
その時、取材に来ていた新聞記者が
「私の父が重篤な病気で、野坂先生のファンなんです。
野坂先生からサインをもらえないでしょうか?」
と講演会を手伝っていた私の母に話しかけてきました。
母がそれを野坂先生に伝えると
「お父さんのお名前を聞いてきてください」
と野坂先生は言い、母は新聞記者から
名前を聞いて野坂先生に伝えると
名前をしっかりと書いて、
更にはそのお父様に向けたメッセージを書き始めました。
とても温かい人だと思いました。
そして、それから20年が経過しました。
私は政治家となり、唯一の被爆国として
戦争を二度と繰り返さない政治を訴えています。
野坂先生が「火垂るの墓」を通じて
私たちに伝えたかった想いを受け継いでいきたいです。