こんにちは、水野ゆうきです。
本日午前は我孫子市議会の放射能対策特別委員会にて
東京電力を参考人招致しました。
本日の参考人は福島原子力補償相談室千葉補償相談センターの
萩原所長と石橋副所長の二名です。
放射能対策特別委員会としては下記8項目を質問。
●福島第一原子力発電所の事故による損害を補償する際の判断基準について
●我孫子市の行った「放射能対策に要した費用の請求」のうち、未払金の
支払いについて(特に平成23年度分)
●我孫子市の行った「放射能対策に要した費用の請求」の平成24年度分の
支払い方針について
●損害賠償請求権の時効に対する考え方について
●個人の方への補償の考え方について(我孫子市民の請求件数・請求額、
支払い件数・支払い額、未払い件数)
●子どもの健康被害への対策と補償について
●手賀沼終末処理場に「放射性物質を含んだ焼却灰の一時保管施設」が
設置されていることへの見解について
●手賀沼の放射性物質を含んだヘドロ除染対策及び漁業補償に関する千葉県や
漁協などとの折衝状況について
以上、8項目プラスその他として委員長・副委員長を中心に質問し、
委員も一問一答で長時間にわたり質疑応答をしました。
長時間の真剣勝負であったため、回答等内容は早い段階でまとめることになっています。
その際はまたすぐ情報発信します。
他の自治体が東電を参考人招致した際の内容と比較し、
予想外に具体的な答弁が返ってきた印象です。
おおまかな内容としては損害賠償に関しては
「東京電力株式会社福島第一、第二原子力発電所事故による
原子力損害の範囲の判定等に関する中間指針」に沿って行なっていること。
他は個別に相談し、合意に至ったら支払う。
放射能、除染に関しては特措法に法って行なっていること。
時効はないと考えていること。
私からも農業の損害賠償の期限等も含め
いくつか質問をしたのですが、その質問の中で
委員も「え?そうなの?!」と思う答弁を引き出せました。
手賀沼終末処理場の高濃度放射性物質を含むごみ焼却灰に対する見解の
東電側の答弁で謝罪しかなかったことから、
「今の東電の答弁を聞くとこの件に関してはまるで何もしないような答弁。
原発事故がなければこういったことが起きなかった。
我々はあらゆるところで協議しているが、東電側として国に折衝するなり何かしないのか、
逆に何ができる、するのか?」
といった主旨の質問をしたところ、
「8000ベクレル以下の焼却灰を置ける土地を東電として探しています」
とのこと。
そうなんだ・・・・、と。
実際に協議したことにより色々と具体的内容が見えてきて、
我々としても意義ある参考人招致であったと感じています。
最後に私から、今回我々放射能対策特別委員から質問した内容は
まさに現場の意見であり、これらを真摯に受け止め、
また我々の要望や本社に持ち帰って検討するといった内容の回答は
書面等で必ず回答してもらいたいと要望し、東電側はそのようにすると約束をしました。