こんばんは!水野ゆうきです。
教育福祉常任委員会の視察から戻ってまいりました。
今日は京都市全体として行なっている
小中一貫教育事業について書きます。
レポートが長くなるので2回に分けて書きます。
まず京都市の教育改革として
「地域の子どもは地域で育てる」をモットーとし、
学校支援ボランティアは約3万人、
全校で学校評議員制度を全校で導入し、
学校評価システムを全校で実施するなど、
徹底した開かれた学校づくりをしています。
また今回の視察目的でもある小中一貫教育ですが、
京都市では義務教育を9年間の枠で捉え、
計画的で系統的な一貫教育を地域と一体となり行なっています。
この仕組みにより「中1ギャップ」や社会のめまぐるしい変化や
子供たちの心身発達の早期化などに対応できるとともに
児童・生徒個々の能力を十分に引き出せるとのことです。
京都市の小中一貫教育では3つの形があります。
①施設一体型(小中が同一施設、同一敷地内)
②施設併用型(小中学校の施設が独立しながらも
児童・生徒が柔軟に相互の校舎を活用)
③連携型(小中学校の施設などが独立しながらも教員と
地域の緊密な連携による小中一貫教育)
私たちは②施設併用型の
京都市立京都御池中学校を見学してきました。
こちらは5・4制で、小学校1年生~5年生までは
それぞれの小学校(御所南、高倉小)で授業を受け生活をし、
両小の児童は6年生になったら御池中学校に通い、
約95%を御池中学校で学びます。
運動会などのイベントは小学校に戻るとのことです。
学校の入るとまず「今日の一勉」。
そして、廊下にはずら~っと難しい漢字や英語が並んでいました。
日々の生活の中で6年生がすでにこういった
環境に身を置くことで中学生と同じ空気を吸うことができます。
意識の高さが随所にうかがえました。
次の記事では具体的な施設や取り組みについて
書きます。