こんばんは、水野ゆうきです。

明日が12月議会の最終日となります。


初めての議会で様々な経験をし、また様々なことを学び、

そして様々な壁と課題にぶち当たりました。


選挙後初議会の本会議で一般質問もし、

委員会でも児童福祉法や放射能、ポリオワクチンのことを取り上げました。


これまでも議会開催中に一生懸命、皆様にわかりやすく

我孫子市議会について書いてきたつもりです。


しかし、まだ不十分であったことも感じ、

追加していきたいと思います。


地方自治体は二元代表制です。


国会は議院内閣制で、総理大臣は多数党から選出されます。


一方、地方自治は二元代表制です。

首長(知事・市町村長)と議員は、住民の直接選挙で選ばれます。


地方自治ではそれぞれが異なった役割が与えられます。


●首長:予算案提出権、執行権などをもっている。

●議会:監視機能や議決権などをもっている。


要は議会はチェック機関の役割が大きくあります。


そのため議会(議員で構成)と首長は

常に緊張関係を保っていなくてはなりません。


首長を擁護する議員が多くいれば議会は

単に首長・役所の追認機関となってしまうわけです。


だからこそ議会がきちんと機能して審議し、

市民の為にならない議案等は精査していかなくてはなりません。


そしてお互いが議論し合い、市民を第一に考えた

一致点を模索していくのが本来の政治だと私は考えます。


首長の言動に疑問を感じ、一人でもしくは少数で反対をしていても

過半数以上が首長を守る立場であれば、実現が難しいのが

議員、議会の難しいところです。


しかしながら首長の提案が良いものであれば

全面的にバックアップをすることも議会の役割です。


だからこそ私は是々非々で態度を決めていきたいと思っています。


今日、ツイッターで我孫子にお住まいの20代の方から

「どの議員がどんな考えなのかわからない」

という意見を頂戴しました。


そうなんです。



だからこそ「情報発信」が重要であると私は考えます。


それはもちろん一人一人の議員の考えのみならず

議会と市の動きの情報提供もです。


その情報が市民に提供されることによって

市民に判断をしてもらい、市民の手で

首長を、そして議員を選挙で決めてもらいたいのです。



まず市がどんな動きをしているのか、

これまで見えにくかったというのが私の思いです。


議会や委員会の内容がテレビをつければ報道される国政とは異なり、

我孫子市がどうこうではなく、概して地方自治体は本来は

一番身近な政治であるのに遠い政治であったという印象です。


それを解消するためにも議会や委員会のやり取りや審議を見える化し、

私の分野ではきちんと市とのやり取りをソーシャルメディアという形で

市の情報を提供して、市民も一緒になってよりよい我孫子を作って

いきましょうよ!!というのが私の考えです。


だからこそ私は昨日の環境都市常任委員会で初めて知った

『放射能物質を含む焼却灰の最終処分の一時保管場所等の緊急要望の経過』

について手賀沼終末処理場が千葉県から提示されていることを情報発信しました。


それは皆さんにまず市の動き、情報を提供することが大前提だと考えたからです。


私の場合、我孫子市に足りない市民への見える化を推進するため、

市民目線で伝達するために、議員にならせていただきました。


これまでだったら知らなかったことも

私と同じ世代の方でこの焼却灰の一時保管について

ソーシャルメディアで知ることができました、

と連絡をくれた女性がおりました。



議会の中にいる議員一人でコトを進めるのは難しい。


だからこそ市民と一緒になって、問題が出てきたときに

是々非々で自分で行動を決めていきたいと思っています。


まだ就任して20日ですが、かなり見えてきた部分があります。


これからどういった方々と政策を実現していくのか

見極めて、市民の皆さんと活動していきたいと思います。


焼却灰は確かに私は昨日驚きました。

今になって・・・と・・・・。


しかし決定したわけではありません。


昨日の環境都市委員会と本日の予算審査特別委員会で

看過できる問題ではない!と追及している議員もおりました。


繰り返しになりますが、会派に属していない議員や少数会派の議員は

予算審査特別委員会や議会運営委員会には所属できず

発言権がありません。


現場で傍聴した内容をネット中継を見れない方々のために

情報発信しております。


ちなみに私が所属委員会、またほかの委員会を傍聴して

感じたことは「縦割り行政」ということです。


放射能の問題は全ての所管に関わりますが、

この問題はここの管轄ではない、これはこっちの委員会です・・・とか。


やはり放射能に関しては「横串組織」で議論すべきです。


早急に放射能に特化した対策特別委員会が設置されるべきです。



焼却灰一時保管場所に関しては継続して情報発信してまいります。





一生懸命働く議員ほど政治をやめてしまうと言われた我孫子市。



なぜ皆さんツイッターやブログをしないのですか?との質問。



それはとても市民と近いが故に厳しいご意見もいただく怖さがある

とおっしゃった方もいました。



それでもきちんと市民のために働いていれば、

怖がることはありません。




根気良く説明し、発信し続けることの方が

市民にとっては有益であると感じます。




もちろん年齢層もあると思います。

私はたまたま20代でソーシャルメディアを政策に取り入れているので

時代に即した見える政治を推奨しています。



若い議員はグローバルな政治、ベテラン議員はまとめる政治、

色々な立場で我孫子を良くしていけます。



市民が議会や組織について知らない部分があるのは

当たり前のことです。


議員がそれぞれの形、紙や口できちんと説明をしていくことが重要だと思います。