こんばんは、水野友貴です。
寝不足で帰宅後に少々休みました。
さて、本日は私が所属する教育福祉常任委員会でした。
午前10時から提出された請願、そして議案の審議がされました。
●請願
・「義務教育費国庫負担制度の堅持に関する意見書」
・「国における平成24(2012)年度教育予算拡充に関する意見書」
以上請願は2件で採択されました。
●議案
・議案第5号 我孫子市あらき園の設置及び管理に関する条例
→障害者自立支援法附則第52条の規定による改正前の知的障害者福祉法に
基づく知的障害者通所更生施設として運営しているあらき園について、
当該施設として運営できる機関が平成24年3月31日をもって終了することから
障害者自立支援法に基づくし指定生活介護所として運営していくために
条文を整備するとともに利用定員を増加(75人→85人)するための提案。
審議の上、採択。
・議案第14号 指定管理者の指定について
→我孫子市民体育館、手賀沼公園(庭球場)、湖北台中央公園(野球場・
庭球場)及び利根川ゆうゆう公園(野球場・サッカー場・オフロード
自転車コース)を管理する指定管理者を指定するための提案
審議の上、訂正。
(理由)指定期間は原則3年であるが、5年となっており、
なぜ5年にしたのか、財政上などあらゆる面で3年から5年にする
具体的なメリットが見いだせなかったため。
・議案第18号 平成23年度我孫子市介護保険特別会計補正予算
→規定の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ7,818千円を追加し、
歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ6,730,019千円とする。
採択。
ということで、議案第14号の指定管理者についてはなぜ原則3年を5年で
契約したのか、5年にすることのメリット等の答弁が不十分であり、
また3年後に新たな管理者を公募し民間に可能性を広げるべきという点からも
5年を3年にするという訂正を行なった上で再度審議となりました。
このように、提出された請願や議案に対して委員が審議し
精査していくことで問題点などが挙げられます。
それでは所管質問に移ります。
私は4点にわたり質問いたしました。
①乳幼児の予防接種ポリオ投与について(生ワクチンと不活化ワクチン)
・マスコミ報道されている生ワクチンと不活化ワクチンについて市の見解
・我孫子市で接種控えは起きているのか
・我孫子市もしくは近隣都市で不活化を接種できる医療機関は?
・厚労省が導入を前倒し。生は完全中止となるが移行期混乱対策。
・昭和50~52年生まれの抗体が低下の指摘があるが、市で対応していない。
・情報提供が少なすぎるので、HP等で充実した内容を周知させるべき
②障がい者の増加について
・市の人口は増えていないのに市内で精神障がい者が3倍に急増している原因
・我孫子市には精神心療所が3箇所、入院可能な病院がない。
どう対応しているのか。
・大震災で障がい者の方々の対応での課題と対応
・障がい者手帳をお持ちの方がすべて災害時に援護が必要というわけではない、
障がいをお持ちの方で災害時の要援護者はどのくらいいるのか。
③児童福祉法の一部改正について
・法改正に伴い、児童デイサービスも障がい者自立支援法から
児童福祉法に戻り、通所サービスの実施主体が都道府県から
市町村へ変更。身近な地域で支援が受けられるように、また
どの障害にも対応できるように障害児施設・事業体系が一元化される。
相談支援の充実と障害児支援体制の強化が一番のポイントとなるが
我孫子市の支援強化体制はどう展開していくのか。
④放射能の正しい知識、情報提供を保育士や教職員に徹底しているか
・子供を預かる立場の人は知識や情報の習得は不可欠。
千葉県教育委員会では資料が配布されたが、他に講習などしているのか
・ホットスポットである我孫子市はさらにきめ細かな知識と情報の習得が必要。
今後どう取り組むのか。
・指導しているのであれば、その旨保護者にもきちんとした方法で
保護者に伝えるべきでは?
以上の大綱4点にわたり質問させていただきました。
下記より録画視聴ができますので、是非質疑を視聴してみてください。
↓ 視聴クリック クリック ↓
この中でも本日は特に生ワクチンと不活化ワクチンについて
触れたいと思います。
まず、現在メディアでも神奈川県が自治体として初めて
不活化ワクチンの接種を12月15日から開始したことで
厚労省の認可が遅すぎるとの批判が続出しております。
そんな中、我孫子市はどう対応していかれるでしょうか?
質疑・答弁をご覧になった方もいらっしゃいますが、
改めてここで簡潔に要約して書いてみたいと思います。
【水野質疑・市の答弁】
・マスコミ報道されている生ワクチンと不活化ワクチンについて、
神奈川県は独自で不活化の使用を始めたが、我孫子市の見解は?
→国の認可がおりてなく、救済法もない。生ワクチンを推奨。
・不活化導入を待つために我孫子市で接種控えは起きているのか?
→昨年1632人、今年958人で約4割減で接種控えが起きている
・この数字から見ても不活化を希望する保護者は多いことがわかる、
我孫子市もしくは近隣都市で不活化を接種できる医療機関は?
→我孫子市内では把握していない。近隣ではいくつかあるが、
どこでやっているのかは作成していない。
千葉県内に数カ所あるとは聞いている。
・接種控えが起きる中で未接種を防ぐことが重要。
我孫子市のHPでは情報が充実していない。
現状などHPや広報で具体的に詳細に知らせるべき
→これからHP上等できちんと周知します。
・厚労省が前倒しをしたが、生ワクチンを完全中止して不活化にワクチンに
移行するわけだが移行期の混乱についてどういった対策をするつもりか。
→国から通知がくるはず。医師会と協議して決めたい。
・昭和50~52年生まれの抗体が低下の指摘がある。
その世代が親になっており、2次感染が問題となっているが
市で対応していないようだが?
→今のところが対応とっていない。
必要性は医師会と協議して検討していきたい。
・報道で不活化を希望している方が多い。可能性の問題ではなく
安全の問題である。市として情報提供が少なすぎるので、
充実した内容を周知させるべき。
私は不活化ワクチンを推奨している一人でもあります。
確実に安全である不活化ワクチンの認可が遅れていることは
もちろん国の対応の問題であり、100万人に1.4人の割合
(厚労省によると10年間で15人)で発症するといっても
これは質問でも申し上げましたが、保護者からすれば
可能性の問題ではないと思います。
生ワクチンを使用しているのは先進国で日本だけです。
また生ポリオワクチンに含まれるウィルスは腸内で増殖し
便の中に出て周囲の人が感染する二次感染も懸念されています。
だからこそ集団接種である必要性があるわけですが、
ただ報道により接種控えも起きております。
それは保護者としては当たり前です。
ただ認可されてないが故に救済措置もなく、
費用も自己負担になるなど、導入までの期間に課題があります。
生にするか不活化にするかは保護者の判断に委ねるべきであります。
そのためにも我孫子市は未接種の乳幼児を増やさないためにも
きちんとした情報と知識を提供したうえで導入までお知らせすべきです。
以上、長くなりましたが水野の委員会報告でした。