子どもは基本
かまってちゃん
「お母さん、見て！」
「ママー、来て！」
と、自分をアピールして
親の注目を得ようと頑張ります。
兄弟げんかになると
「お兄ちゃんがたたいてきたー」
と、泣いて訴えてくるのも
お菓子が欲しくて
ギャン泣きして
床に寝っ転がるのも
こちらが腹を立てるような
言い方をわざとするのも・・・
根底には、
こっちむいてよ、お母さん！
という気持ちがあるからなのだと
アドラー心理学を学んで知りました。
それもそのはず、
子どもは一人では生きていけないから。
大人がオムツを変えてくれなければ
大人にご飯を食べさせてもらわなければ
明日に命をつなぐことができない
弱い生き物として生まれてくるからです。
だけど、
大人になれば、基本
もうそんな心配はありません。
自分の身の回りのことはできるし
自分でお金を稼いで
食べていくこともできる。
だけど・・・
大人になってもなお
子どもの頃のやり方から
抜け出せずに、逆に
こじらせている人もいます。
さすがに、
床に寝っ転がったり
ギャン泣きすることはないけど、
別の形でアピールをします。
悪口を言って相手を貶める
体調不良を訴えて
相手の注目を引く
自慢話や自虐話ばかりする・・・
より分かりにくく
より陰湿な形で
自分をアピールするんです。
でも、もう生存の危険はないのに
わざわざそんなことするんでしょう！？
それは・・・
人が社会的な生き物だから
なんですよね。
肉体的な生命線は『衣食住』
でも、
精神的な生命線は『居場所』
です。
社会の中に
居場所だと感じられることがあることで
やっと心の平穏が訪れる。
逆に言えば、
家庭にも職場にも、それ以外にも
どこにも居場所がなくなった時、
人は命を絶つことすらあります。
それほど、人にとって
自分の居場所があるということは
生きる上で欠かせないこと
なんですよね。
だから、アピールするんです。
自分のことを知って欲しい！
分かって欲しい！
認めて欲しい！
そうやって見事に
大人の『かまってちゃん』が誕生。
だけど、
曲がった自己アピールで
心から安心できる居場所が
手に入ることはないのよね・・・
そんなかまってちゃんと
一緒にいたいという人は少ないので
どんどん孤立していきます。
そして、ますます
「かまってー」が加速し
こじらせていくんですよね💦
って、こんな風に言ってるけど
私だって、心の中に
「かまってちゃん」を抱えていますよー。
分かって欲しい
認めて欲しい
褒めて欲しい
そんな気持ちは持ってます
だけど、今、その子は
顔を出さずに済んでいるだけ。
昔は、よく
泣いたりすねたりして
身近な家族にアピールしてました。
じゃあ、どうして今は
かまってちゃんが影を潜めたのか？
というと・・・
自分らしさを活かして
貢献できる場所ができたから
自己犠牲の貢献ではなく、
それ自体が自分も楽しくて
しかも人の役に立っている！
と思えるようになったことで
かまって心が出てくることが減りました。
「自己犠牲の貢献ではなく」
というところが大切で、
いくら他人に貢献できていても
それ自体が苦しいと
自分の満足感にはつながらないですよね。
自分が無理なく自然体でいられて、
人の役に立てていると感じられる場所は
確実に、自分の居場所になります。
私の場合は、今の仕事がそう。
社会の中に自分の居場所があるので
わざわざかまってアピールを
する必要がなくなったんだなと思います。
人によっては、
それが「家庭」という人もいるし
「地域」という人もいる。
形はさまざまだけど、
自分らしく貢献できる場所
があることで、
かまってちゃんとは真反対に
いい循環が回って
人生も好転していくんです。
あなたには、
自分らしさを活かして
貢献できる場所はありますか？
歳を重ねてもなお
輝いていくために、
１つはそういう場所を
持っておきたいですね！
えー、私の居場所はどこなんだろう？？
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