10月11〜13日


毎年恒例となるアカメ釣り。

今年の夏もハイペースで高知に通ったがキャッチすることが出来ず、今年はノーキャッチのまま終わるのかと思ってました。。


しかし、友人から高知遠征の誘いを受けて三連休でアカメを狙いに行ってきました。


超大型台風の接近によって、釣り出来るか分からない状況、

また、ハイシーズンと言われる夏を外しての釣行。


出発時、どうなるか全く分からない不安があったものの高知で竿を触れると考えると胸が高鳴り遠足前の小学生状態でしたw



金曜日の夜にでて土曜日の深夜に高知着


まずはベイトチェックから。


とにかく片っ端から見て回るもどこもベイトが薄く、あまりにも薄すぎる印象。


夏に居たベイトはどこに消えた…

台風のせいなのか、シーズンが進んだからなのかわからないけど、ベイトが居なくては釣りにならない…



夜明け前、とりあえず竿を振りたかったので、上げ潮だけど河川明暗にエントリー。


最初に友人にシーバス?がワンチェイスあるも初日あり、その後も何箇所か竿を振るもそれっきりで終了。



二日目、夕方前から行動を開始。


の前に高知に来たからには如月!!!



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チョイスタ(チョイススタミナ)をペロリと平げベイトチェックへ。


昨日と同様に片っ端から見て回る。


ベイトの濃いエリアは無かったけど、それなりにベイトが居た?まあ、居ないよりマシなレベルのエリアを発見。



最悪、夕マズメ入る場所の検討はつけれた。


しかし、夏に比べればあまりにも薄い。

夏なら間違いなくパスする量のベイト量であることが頭に引っかかるが仕方ない。


これが僕達の出した答えだ。と腹を決めポイントにイン。

そこで竿を出す前に何グループか見に来ていたが、結局竿を振ったのは僕達だけ。




自分達の答えは間違ってるんじゃないのか??


他にもっといい場所があったのか???

実質のアカメチャンスはこの日の夕方と次の日の夕方。チャンスは少なく、この日の夕マズメがこの遠征のキーポイントである事は明白だった。



答えの見えない不安に押しつぶされそうな中迎えた夕マズメ


次第にボラが浮き気味になり、何かから逃げる波紋を出す魚も現れる。



何かいる!


その直感通り、ブレイク付近でボイルが出た。


その後、ボラの動きに合わせてもう二発ボイルが出た。


アカメかヒラスズキ  か分からないがボイルが出た安堵感に包まれながら、この釣れそうで釣れない…でも、めちゃくちゃ期待する…
初めて釣りをした時に近いようなウキウキを懐かしむように釣りをする。



アカメ釣りはこのウキウキというか、このドキドキみたいなのが僕は好きだ。


次第に辺りは完璧に暗くなりモンスターウェイクのレンジで当たっていたボラのレンジはkten ブルーオーシャンでようやく当たるレンジにまで下がっていた。

ボラも平和そうに泳いでいる。



"地合い"とは正にこの事だろう。


その後は下げのタイミングを狙って河川に入る。

入ってすぐに友人に
今遠征ファーストヒット!


するも、バラし…

見えた感じは70くらいのシーバス。



その後も友人は立て続けにシーバスを掛けるw


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最初の魚に比べるとサイズは小さいけど、
友人は高知初フィッシュ!
とりあえずおめでとう!



僕もルアーを引っかえとっかえして、ダイワのxクロス で水面炸裂するものらず。



次第に潮はスコリに近づき流れがなくなる川。



最後!と決めた場所での一投目


明らかにシーバスとは違う体高の魚がチェイスして目の前でルアーに水面炸裂するものらず…


反転して見えた魚は、、、多分アカメ笑



割と落ち込みながらも、
反応がなくなったところで、この日は終了。


この日、地元姫路から遠征に来ていた方が別場所でアカメキャッチしたと教えてもらった。


この時期のこのタイミングでルアーでアカメが釣れるとは…その驚きが隠せなかった。





三日目の朝


せっかく高知に来たので磯ヒラをしよう!と友人からの提案があり、二つ返事で磯へ。


初の磯ヒラということで、アドバイスを貰いながら30分ほどサラシを打っていく。
しかし本命の磯周りを目指していくも途中で崖になり、本格的な装備でなかった僕達は断念。


友人曰く、外の潮にあたってない場所だったから魚は薄かったねとの事。
僕はノーバイトだったけど、めちゃくちゃ楽しかったw
友人は2バイトだったかな。


この釣りもいつか、やり込むのかな…?
釣れなかったけど、渓流に似た楽しさがあった。



その後は市内へ戻り睡眠不足もあり、なんだかんだ疲労困憊になったので、ポカポカ温泉に駆け込み休憩する。



しばらく休憩したところで、腹ごしらえへ


高知に来たらやっぱりこれ!!


鳥心のチキン南蛮
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増税の影響か、今年の夏よりご飯の量が少なくなっていたが、量的にはちょうど良くなっていた。


無事満腹になったところで、中古釣具屋を巡り、遠征名物の課金をする。


友達は重課金兵となりルアーは骨董品!と言いながらルアーを買っていた。

しまいには竿も買おうか迷ってたレベル。。笑

きっとこの事が、彼女にバレた時は大変だろう…w


そうこうしてるうちに
ちょうど良い時間になり、ベイトチェックを開始。

いろいろ見て回った結果、やはりベイトが薄いが昨日と同じ場所にしようという決断を下す。


文字で書くとあっさりしてるが、相当悩みに悩んで出した僕達の答えだ。


覚悟を決めてポイントにエントリー。


ベイトを見てる感じは昨日よりも薄い。

やばいなぁ…
そう感じながら迎える夕マズメ


ベイト密度は昨日より薄いながらもベイトが上ずってくる。


そして、沖で弾けるようなボイルが一発出る。


アカメに間違いない。

だが、それ以降は何も無い。


昨日の地合いだなと思う時間は15分あるか無いか。


その15分間は、このために釣りをしてる。といっても間違いないくらいの目に見える大チャンスである。

基本夏のこの夕方の地合いはもっと激しく何十発もボコボコ出ることが多いのだが、それでも中々食わせられないのがこのボイル。

で昨日で三発(しかもヒラくさい)。

なかなか食わせられないボイルの上に数も少ないとなるとかなりの至難の技になる。
その覚悟の上だったのだが、この日に至っては一発…

ついさっきまでウキウキでキャストしてたのに、
たった30分もしないうちに今遠征でのアカメキャッチは非常に厳しい状況という現実が目に見えて分かる。



友達も同じ事を考えていたのか?
まだ諦めずに投げている。


でも、雰囲気はノーに近い。


いつ、友達にもう場所を変えてシーバスを釣って帰ろう。と言おうか迷っていると沖で一斉にボラが散った。


嘘だろ??見間違えではない…
まだワンチャンスあるかもしれないとモンスターウェイク、kten ブルーオーシャンをキャストする。


も反応は無い。

ルアーの趣旨を変えようとジョイクロをキャストする。

ブレイクや流れの変化をゆったりとしたs字で探ること3投目


流れてる潮上にキャストし、流れに乗せながらブレイク付近で流れが巻いている場所を通すコースで巻いてくる。


そして、その時は不意に訪れた。


ゴン!!!!


突然、当たりが手元に伝わる。
昨日、今日で何匹もボラを釣ったがそれとは明らかに違う当たり。

間違いなく何かが口で食って来た当たり。


びっくりしながらも、緩めにしていたドラグが徐々に心地よい音を響かせながら滑り出す。



完全に走ったところで追い合わせを何発か入れる。


今まではドラグを硬くしてシーバスのような即合わせをする事で何度もエラ洗いでバラしてきた。



今年は合わせは追い合わせだけで、走らせるうちに滑ってかんぬきに掛ける事を意識して釣りをしていた。

昨年、ジンちゃんとアカメに来た時にジンちゃんが渾身のフッキングを何回も入れたのにも関わらず、針はアカメの上顎に乗っかっただけで触るとポロリと取れてしまったのを見てからはかんぬきに掛ける事を意識した。


その甲斐もあって、昨年、オグルでかんぬきにアカメを掛けてキャッチした。


今年はバイトはあるものの、掛ける事も出来なかったのでようやく去年の再現が出来た。


ドラグを出して、しばらく走らせた後に強烈なエラ洗いをする。

遠かったので、ハッキリは見えなかったがあの体高はアカメだろう。


無理に勝負して喧嘩ファイトはしない。
オープンエリアだから走るだけ走らせて、確実に取る。

ファイト途中、アカメ特有のルアーを吐き出そうとする、カッ!と竿先に伝わる感覚もあり確実にアカメだと実感し、手足が少し震える。


ファーストランが終わり、大人しくなったところで寄せにかかるが体高の影響か、物凄い水圧を感じた。

ようやく手前に寄って来たところでランディングに入る。
ライトを付け、
友達がネットを構える。


ギラリとライトの光に当たってアカメの目が赤くなったところでまた足が震える。


ライトに気づいたアカメはまた走り出すが、昨年、教えてもらった大型魚のファイト方法を使いネットに誘導する。

そして、ついにネットイン!!!!



よっしゃ!!と声をあげるのはまだ早い。

それから速攻でウェーダーを履き、自らも水に入りアカメをフィッシュグリップで挟む。



偶然通りがかったアングラーの方にストリンガーを貸してもらってそれに繋ぐ。


「おめでとう!」

一緒に竿を振った友人、偶然釣り場にいた人達に祝福されながらアカメを見つめるという最高の瞬間を迎える。


友達には何枚も何枚もたくさん写真を撮ってもらった。本当にありがとう。


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ヒットルアーはジョインテッドクロー178

フローティングだが、重りを貼ってしてシンキングにしてアクションもオリジナルとは違うものにしていた。


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メタリックなボディーと体高。
最高に美しい。

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使用タックルは
ロッド ミノウオ87
リール セルテート3012H
pe2号 リーダー40ポンド

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撮影後、蘇生をしてアカメをリリース

アカメを釣ってから一時間近くアカメの側に居たが、ここまで感動したのは久しぶりだった。



アカメのサイズは80センチ。

メタリックなボディーかつ筋肉質で顔や身体のバランス的にも物凄く美しかった。

満足。
この一言に尽きる。

めちゃくちゃ嬉しかった。
春のサクラマスもそうだが、苦労して釣った魚はより一層嬉しい。

そして、撮影してる間に沖が騒がしくなりアカメがボイルしだした。


友達は引き続きキープキャスト。


僕は上から眺めて暫く余韻に浸る。



昨日とは違い、激しくボイルするアカメ。


昨年はこの光景は飽きるほど見たが、今年に入ってから見るのは初めてだった。
思い返して見れば、今年でアカメを狙って4年目。

何の情報も持たずに手探りに探した1年目。
福井のNさんと遠征にきて、二人で心が折れながら頑張った2年目
二ヶ月間で5回遠征に来て、ようやく手にできた3年目
そして、今年で4年目。


ガイド無し。
頼りになるのはグーグルマップと経験と勘。
ポイント開拓も自己流で行った四年間。

短いような長いような…
大学生だから出来た事。
大学生だから釣れた魚。
社会人になったら今とは釣りのスタイルが変わってしまうかもしれないとふと思いました。

そんな事を思い黄昏ていると、前に入っていた人が上がっていった。


満足していたが、激しくボイルしている姿を見ると投げずにはいられなくなる。


水の中に足を進めていきキャスト。

ボイルが出る場所は分かっていたので、潮上に投げて流れにのせてゆっくり表層を引いてくる。

その三投目くらいに水柱が上がってヒット!!



も、合わせた感じがどうも軽く、ファーストランもたいした事ない。


もしやと思いランディングするとこの子!

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純本命でもあったヒラスズキ!

実は結構喜んでましたw


これにて、高知遠征は終了。


運転&撮影してくれた友達に感謝!!


釣れてくれた魚にも感謝!

また来年も会えますように!