医師の処方箋なしで買えるやせ薬が大正製薬から発売されるとのニュースを聞き、調べてみました。
簡単に説明すると「腸内の脂肪分解酵素リパーゼの働きを弱める」薬で、摂取した脂質の2割~3割程度の分解吸収を阻害してくれるようですね。
私が時々食べるマクドナルドのメニューで計算すると
チーズバーガー脂質13.4g 307カロリー
ポテトМ 脂質20.5g 410カロリー
ナゲット5個 脂質16.0g 263カロリー
合計 脂質54.4g 980カロリー
脂質の25%消化吸収を防げるとすると、
マイナス 脂質13.6g 122.4カロリー
トータル 脂質40.8g 857.6カロリー
約12.5%程度のカロリー減になります。思ったほど劇的にカロリーを減らせる訳ではないようですが、脂質の比率が高い食事ほど、カロリーの減少率が多くなるはずなので、低炭水化物ダイエットとの相性は良さそうです。
この薬を調べていて一番気になったのは、消化吸収されなかった油がお尻から漏れる…という恐ろしい副作用があるようで、オナラをすると下着が汚れてしまったり、朝起きると布団まで油まみれで寝具を買い替える事態になることも…。
この副作用を調べていて思い出したのがバラムツという魚。
美味しいけれど、人間が消化できない油が含まれていて、食後はお尻から油がダダ漏れになるため市場への流通は禁止されているそうです。
このお薬の認可が、色んな悲劇を起こしそうでちょっと恐怖を感じました。