ラストライブを終えて、
グラコレックスを卒業しました。

んーむ。何から話したらいいのか
わかんないなー。

嬉しかったり 笑ったり
悔しかったり 苛々したり
辛かったり 泣いたり

いままで なかった感情がグラコレを
通して沢山感じました。

10月から 私はgra-Dollとして活動をします。

それと同時に 私の引退へのカウントダウンも始まるんです。

意外と私は高校生で受験の年。

もともと 高校生のうちにTIFに出れなかったら
アイドルを諦める。

これが 親との約束でした。

中2でアイドルを初めて TIFで時東あみさんのバックコーラスを
させてもらい 初めて東京のアイドルをみました。

東京にでて アイドルになりたい そう思いました。

でも 当時14才のちかにはどうすることもできなかったです。
その夢はあまりにも大きすぎて
手の届かないものでした。

中3の秋 お母さんがガンになりました。

それをきっかけに アイドルを辞めました。

山梨って 交通手段がなくてね、
レッスンスタジオまで車で片道45分かかって
電車もバスもなくて 自転車でも歩きでも
スタジオまで行くことが出来なかったんだ。

そして ガンの治療って とっても長くて
お金もかかります。

レッスン費用なんて 払ってる場合じゃなかった。

毎日送り迎えしてくれるお母さんが
治療のために入院を繰り返して 辞めるしかなかった。

でも それを事前に伝える勇気がなかった。
あのとき アイドルをやめたくなかった。

手術の日の朝 お母さんが ちかにお手紙をくれたの。
それを読んで 背中をおされたんだ。

いつか テレビで歌って踊るちかをみせたいって思った。

頑張ろって。

それでも お休みしてる間は ライブしたくて
辛かった。 周りの子が羨ましかった。

アイドルを初めてから 学校で浮く存在になって
周りの目線が怖くて過呼吸に沢山なってた。

毎日毎日死にたかった。 自分を傷つけてた。

学校にもあまり行かなくて とにかく
寂しい気持ちだった。

ずっとちかは 高校になんて行きたくないって
思い続けてたけど 親から高校くらいは出てほしいって
言われて 嫌々な気持ちで進学した。

春から まってた学校生活は とってもたのしくて。

もともと知り合いだった事務所から声をかけられ夏からアイドル復帰したものの
ソロはなかなか上手くいかなくて、
東京の子にもなれなくて いつの間にか
事務所内で 浮いていたのかなー。

気づけば 1人で オフ会の帰り道
泣いたこともあったなー。

浮きたくないって気持ちで立候補した委員長も
一年間しっかりつとめ仲良しなクラスで
学校がたのしくてしかたなかった。

大好きなライブも 予約が0で
ストレスになってた。

歌うことも踊ることも大好きで
でもね、誰も待っていないステージに立つって
心が折れそうになるんだよ。

夢なんて 諦めかけてた。

やっぱり ちかには 叶わないって 。

そんな ちかに 写真集のお話がきて
初めは 乗るきじゃなかったけど
グラビアをスタートして 意外にも
起動にのって 気持ちよくなってしまったの。笑

ただね 上手くいくわけもなくて。

ちかの通う私立高校生は グラビアが禁止で
停学処分になって もう グラビア辞めるか
学校やめるかの どちらかだった。

グラビアを初めて 夢を叶えられるかもって思って
ファンも少しでてきて 当時2~3人しかいなかったけど
それでも 裏切ることなんて出来なかった。

迷うことなく 学校を辞めました。

迷わなくても 寂しかったし 時には
後悔したり 今でも学校に行きたいなって
思うことがよくある。

それでも そんなことのおかげで ちかは
ひとつのグラビアということに集中できました。

そこから一年 頑張り続けて
ライブアイドルユニットの話がきて
ちかは ほんとに嬉しかった。

諦めかけてた夢を また叶えるチャンスがきたから。

そして 叶える自信もあったから。

ユニットを初めて みんなに会える時間や回数が増えて嬉しかった。

時には 悩みもあって、、、。

でも ステージからみるみんなのこと
大好きだった。

移動で眠いときも疲れたときも
みんなと会えることが嬉しかった。

こんな形で卒業になって 複雑なのも分かります。

でも 残されたメンバー とか 悲観的な表現はしてほしくないです。

残された って 例えられたメンバー、
卒業していくメンバーはどう思うんでしょう?

少なくとも ちかは 悲しかった。

残したわけじゃない。

不安なのは ちかも同じ。

残されたメンバーって言われたら
残したわけじゃないのに ちかたちが
悪いのかな? って 思っちゃう。

思うことは沢山あって それが涙の理由でもあるんです。

お仕事って 我慢しなきゃいけなかったり
抱え込まないといけないこともあるんだ。

でも ちかには 支えてくれるみんながいるから
メソメソ出来ないんだ。

ちかが みんなを幸せにするって決めたから。

親との約束のタイムリミットの3月まで
認めてもらえるように努力します。

いつまでもダラダラしても仕方ないので
ちかは 3月で事務所の契約が切れたときに
引退を考えています。

もちろん ちかの夢は変わらず
グラドルとしてビックになること。

そして グラドールとして活躍すること。

時間は進むから 後悔しないように
走り続けます。沢山の人に認めてもらえるように。

みんなの心の支えが ちかになるよーに。

これまで 結城ちか、そしてグラコレックスを支えてくれた
ファンのみんな。運営の橋さん、丹野さん、池谷さん。
一緒にここまできた9人のメンバー。

心からありがとうございました。

毎日貴重な体験をさせてくれて
ほんとにありがとうございました。

2015.9/27
結城ちか