第 31回 『もう説』の東アジア史 (昔話は → 今話 →) | お試しブログ

第 31回 『もう説』の東アジア史 (昔話は → 今話 →)

26代・継体天皇 (在位507 - 531年) の時代を知る事は、とても重要です。これからの日本の運命をも左右して行きます。

継体天皇の「継」は引き継ぎの「継」という説があり、継体天皇は複数の女性を后妃に迎えていた。そして、継体天皇の時代に非常に複雑な内紛、内戦をしつつ外戦、そしてまた内紛、内戦が始まります。


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継体天皇の父は「近江国」の人、母は「越の国」の人でした。そのため、 26代・継体帝 (近江朝+越) の日本海勢力に通じます。

継体天皇が生まれたのは、近江国の西側にある高島という所で、その地は古代豪族・和邇 (わに) 氏の拠点でありました。

継体天皇の複数の后妃の中、息長真手王 / 息長 (おきなが) 氏の娘・麻績娘子 (おみのいらつめ) という女性がいました。 *麻績という名前は非常に気になります。


むかし海部族だった坂田の息長氏は、山の国 → 美濃国 (今の岐阜県) → 科野国 (後の信濃国) → 毛野国 (けぬこく) に通づ → 道 (玄関口) を支配していたようにも見られます。

息長 (おきなが) 氏は琵琶湖の東側 ⇔

⇔ 西側は和邇 (わに) 氏の拠点でありました。


同じく、むかし海部族だった和邇氏は、山城国の葛城族 (賀茂氏) と通じていたように思います。

林屋辰三郎氏によると、
10代・崇神帝 (三輪王朝) が始まると、これまでの「葛城王朝 (初代~9代)」は、南の大和国から北の山背国 (南山城)に隠凄 (引越し) して、亡命政権を築いたといいます。

「日本書紀」には、
10代・崇神天皇の皇子 → 豊城入彦命を毛野国 (けぬこく / 後の上野国と下野国) に派遣し、その経営に携わったと伝えられ、 その子孫が上毛野氏 (かみつけぬうじ) で、古代に上毛野地域 (今は群馬県)を拠点とした豪族である‥ という皇別氏族伝承が記載されています。

ここまでを見ると、東西」が通じていたようにも見えてきます。


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さらに、当時のヤマト朝廷 (26代・継体朝) が九州島を支配しつつあった筑紫の君・磐井と戦争をした時、

継体天皇の複数の后妃の中、太平洋の海部族であった尾張氏の娘・目子媛 (めのこひめ) を后妃に迎えていました。*「日本海」勢力と『太平洋』勢力が通じていたようにも見えてきます。


九州島を支配する筑紫の君・磐井は、関門海峡 (瀬戸内海) を封鎖していた。そのため、河内国 (瀬戸内海側) を流通の拠点としていた畿内の主導豪族たちは、焦っていました。

26代・継体天皇が、通例とは異なり畿内・大和入りせづ、越の国で即位した背景にも通じてきます。


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そして、九州島を平定した ヤマト朝廷軍 (26代・継体朝) は、朝鮮半島に向かいます→

朝鮮半島での戦いで、軍事を司る長は、大伴氏、物部氏、近江毛野 臣 (おうみのけな おみ) でした。

大伴氏と物部氏は武士 (エリート部隊) ⇔ 近江毛野氏は兵士 (前線部隊) であったのでは?‥ 思われます。

当時の「 武士 (エリート部隊) 兵士 (前線部隊) 」の関係を、今の「米軍」に例えると → 陸・海・空軍 (エリート部隊)海兵隊 (前線部隊) の関係に似ています。

どういう人々が、 兵士 / 海兵隊 (前線部隊) に就く事が多いかを考えて見ると、http://s.ameblo.jp/yuukata/entry-12003041251.html その国の中では弱い立場の人々ようにも思います。

例えば、鎌倉時代に「元寇」と呼ばれる人々が日本列島に襲いかかって来ましたが、 「元寇」と呼ばれる船には、元 (蒙古族) よりも ⇔ 元に島を追われた → 宋の人 (漢民族) や高麗人が多く乗っていました。

例えば金太郎→

http://s.ameblo.jp/yuukata/entry-11933283599.html

童謡・金太郎のお話には、
山の民 (鉄の民)など‥当時、地位の低かった人々でも実力があれば地位の高い武士になれる。山間部~都市部に「出世」ができるお話に通じると云われています。

その時、 山 ~ 都へ出世し、武士になった金太郎が退治する鬼は ⇔ かつての自分の仲間と似ていました。 http://s.ameblo.jp/yuukata/entry-11933283599.html

その事を踏まえると、
当時のヤマト朝廷 (軍司・大伴氏と物部氏 = 武士)と毛野国 (軍司・近江毛野氏 = 兵士) との同盟関係を → 今の「日米同盟」に当てはめて見ると、「形式上」と『事実上』の上下関係を考えて見た場合?‥

米軍」陸・海・空軍 (エリート部隊)海兵隊 (前線部隊) の前に → 『自衛隊』≒ 「我が軍」発言?‥ 米国の前に日本?‥ → 戦兵の先兵に?‥ それは決して「昔話」ではなく ⇔『今話』の仕組みにも見えてきます。


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違う方向に行ってしまいましたが、

あまり深い意味はなく‥

今話を知るため、

また昔を、