前回イグニッショントリガーのスプリング交換を行った。

だいぶ省略形でブログにUPしたが、

「分解~組み立てまでをもう少し詳しく。」とリクエストメッセージを頂いた。

 

工具は↑程度有れば事足りる。

 

トリガー正面のM4プラスビス2本を抜きカバーを取る。              

         (某オクで落としたのでネジ頭が潰れている)                    

 

コードホルダーのピンをマイナスでこじ上げ、抜く。

 

小判状のフタをマイナスでこじ開ける。

                  と長孔が現れる。

軸をゆっくり回し、スプリングを見つけカギ針で外す。

見えるスプリングの片側だけで良い。

スプリングの両端を外す必要は無い。

180度軸を回転させて同じ事をする。

 

トリガー軸受けなるアルミベース

M4マイナスビスを抜く、ケースとアルミベースの位置関係を覚えておく       

(ケガキ針で示した孔や、ケースに対するアルミベースの角度位置をマジック等でマーキングする。) 

 

アルミベースを外すと巨大なクリップが現れる。

クリップに突起(角)がある。位置をマジックなどでマーキングする。

 

クリップとケースの位置関係を覚えておく。長めのM4ビスをねじ込む。

 

プライヤーでクリップを縮め、クリップを外す。

 

Eリングのみ外す。その下のサークリップは外さなくて良い。

 

ホール素子ホルダーのビス位置3カ所を、

カギ針などにて引っかけながら均等に垂直に引き上げ、抜き取る。

この時、樹脂のコードホルダーも同時に引き上げないと断線してしまう。

素子ホルダーのメネジ部位にバリがあって抜けにくい時がある。

 

素子ホルダーを抜き取ると必ずスラストワッシャーが有る。

見つからない場合はホルダーの裏に張り付いていたり

軸の根元に引っ付いて残っている場合がある。 必ずピックアップする。

 

素子ホルダーの裏にはスプリングが2本引っかかっているはず、

樹脂を変形させたりしないように注意しながらスプリングを外す

 

 

スプリング交換のみであれば、分解はここまで。

各パーツの洗浄を行い、グリスUP等の給脂を行う。 

かなりの確率で錆びが発生している。

ガバナーアームがスムーズに動くか確認。

(今回はケース内をパーツクリーナーで浸し、エアガンで吹き飛ばす を3回程繰り返した。)

 

 

以下より組み立てに入る。

 

素子ホルダーのローターにスプリングを2本掛けておく。

 

ガバナーアームを最大に開いておく。

 

スラストワッシャーを忘れず組み付ける

 

最大に開いたガバナーアームの空間に、

ローターの赤い樹脂を落とし込むイメージで、

位置を合わせながら、

素子ホルダーとコードホルダーを均等に落とし込んでいく。

Eリングの為の溝が見えるまで落とし込むが、途中で落とし込めなくなる事がある。

そんな時は、ガバナーアームにローターの赤い樹脂が当たっているので、

トリガー軸を左右に少しだけ回してみる。

 

すると上手く落とし込める筈だが、

軸を左右に回す時少しでも抵抗を感じたら絶対に回さない。

抵抗を感じたまま回してしまうと、

スプリングを噛み込んで変形させてしまう。

そんな時は素子ホルダーを引き上げ、やり直す。

 

素子ホルダーを最後まで落とし込めたら、Eリングを留める。 

 

次に巨大なクリップを元の位置にはめる。

 

次に軸ホルダーなるアルミベース取り付けるが、

クリップの突起とケガキ針で示した孔を合わせる。

 

M4ビス2本で留める。

 

ケースと素子ホルダーをM4ビス3本で留めるが、

ケースのバカ孔と素子ホルダーのネジ孔が合わない時がある。

そんな時は、

M4×5~6程度の皿ビスで一旦仮止めすると良い。

バカ孔とネジ孔の芯が合う筈。

(決して7㎜以上のビスを使わない。ホール素子や進角機構に当たる)

 

芯が出たら、元々のM4ビス3本に入れ替える。

 

コードホルダーに樹脂ピンを挿して留める

 

小判状のカバーをドライバーの柄などで優しく叩き込む。

 

正面カバーを付け、M4ビス2本で留める。

 

 

追記1:

   定期的に小判状のフタを外し、洗浄/給脂を行うと良いかも?

    コードホルダーの樹脂ピンを外し、給脂を行うと良いかも?

 

追記2:

  スプリングのみならず、ホール素子まで交換する場合はかなり難易度が上がる。

 

  ほぼスプリング交換だけで調子が良くなる気がする。

 

追伸3:

 参考になりましたら是非【いいね】&【コメント】をお願い致します。

 結果を参考に【ホール素子交換】をUPさせて頂きます。