いわゆる理瀬シリーズの最新作。

だと思って読んだのですが、書き下ろし作品一つを含む再録の短編集でした。

理瀬シリーズを読むのが久しぶりの私にはちょうど良い作品でした。

これは最初から読み直すべきかも。

 

恩田陸さんの作品は初期から読んでいたのですが、ある時期から合わなくなって読まなくなっていました。

というのも、私自身がホラー作品が読めなくなっていたので、ホラーかミステリーか判断がつかないのはなるべく読まないようにしていました。

某作品でホラーと知らずに読んで途中で読むのを辞めたものの、結局気になって頑張って読んだらなんじゃこりゃーな結末で凄くがっかりしたこともあったなあ。

 

ただ、恩田陸作品は少女が女性に移り変わりゆく様の描写がとても好きで、その一つである理瀬シリーズは好きでした。

シリーズものでもナンバリングが打ってないと追えない今日この頃です。昔からだったっけ。

蛇行する川のほとりも好きです。

 

今回の短編集は、ヨハンが主人公の作品が好みでした。

一番ミステリーしてた。

理瀬に執着するヨハンが美しい。

理瀬が少女だったころの作品も良かったけど、謎の女性の正体がすぐ分かったので、美しい女性というよりジブリに出てくる魔女のイメージで読んでしまった。

最後の短編は理瀬が大学生の設定だったのですが、久しぶりに読んだせいか、大人になってしまったなあという印象を抱いてしまいました。

なんていうか、あの独特な雰囲気が薄くなってしまっているというか。

あの学園の雰囲気が好みだったのかな。

もう一度読み直したら、この短編も感慨深く感じるのかな。

にしてもお父さんやばいな。

 

2月はほぼ読書しなかったな~。

でも、1月か2月かに読書したけど感想を書いてない本もあって、それが何の本かすら忘れてしまいました。

下書きで止まっている本もあったし。

12月頃読んだ本の感想も書いてない。あれは途中で読むのやめたからかな。

やっぱり読んだら即記録を心がけたいと思います。