はい、ゆうづきです。公開から数日たってようやく映画見に行けました。
今回のレビュー、書きたいこと山盛りで、思いっきりネタバレします。読みたくない方はご遠慮願います。
~~~レビュー開始~~~
まずはセイバーのほうから。
あらすじとしては、不死身の剣士、ファルシオン(鷹山さんじゃないよ)が現れ、それをセイバーらソードオブロゴスのメンバーが全力で阻止する物語。
ファルシオンは、どうやら封印されていたらしく、ある本を使ってワンダーワールドとともに現世界も無に帰そうとしてきます。
ビジュアルとしては、ビルドに出てきたエボルトの出してくるブラックホールみたいな感じ。
ファルシオンは、「人間が力持ってるから争うから、人間みんな滅ぼすね♪」と持論を展開(こんな軽いノリじゃないです。)
でもセイバーたちは、「争いを始めるのが人なら、それを止められるのも人だ」と反論。ワンダーコンボを駆使し、ファルシオンを止めます。
ですが、相手は不死身の剣士。何度倒しても、復活し、セイバーに立ちはだかります。
その時、ブラックホール(仮称)の中心にある本から2体のドラゴンが飛び出し、ブレイブドラゴンと一つになります。そして生まれたエモーショナルドラゴンWB。
その本を使って変身したセイバーは、ファルシオンを圧倒。
必殺読破のライダーキックにより、敵を再び封印することに成功しました。
そして世界は、破滅から救われたのでした、ちゃんちゃん。
・・・とここまでがあらすじ。気になったとこや好きなとこをいくつか。
まずエモドラの存在そのものが気になりポイント。
まずこいつは何なのか、なぜ本から2体の竜がでてきたのか。
エモーショナルというだけあって、セイバーや、戦いを見ていた一般市民や、メイちゃんの思いが通じたのかなと思います。そもそも、「エモい」って使うの、彼女ぐらいしかいなくない?(使ったことあったっけ)
加えて、変身音に、初めて女性の声が入っていたのが聞き取れました。メイちゃんっぽかった気もする。
映画フォームだからぽっと出なのは仕方ないとして、どういった存在なのかぐらいは明かされてほしいなぁ。
メイちゃんのセリフ、よかったなあ。予告編でもあったやつ。すでにみんなの覚悟がガンギマリなのもここすきポイント。
ラストのエクレア追っかけてる倫太朗がずっこけてたのもものすごくほほえましい。
これ短編なのもったいなくね?ってなるほどにちゃーんとキャラが立ってたね。
暗転後のシーン・・・サウザンベース・・・まだまだ謎がのこっておりますなぁ。本編が楽しみ。
こっからゼロワン
滅亡迅雷netが暗躍し、アークが人類を滅ぼそうとし、最終的にはそれをあまたの犠牲を乗り越えて、社長が世界を救った本編の後日談でございます。
結論から言うと、エスは結局いいやつでした。デイブレイクの被害者といってもいい。要するに或人社長とおんなじ境遇にあった人物でした。
今作はそれもあってか、いろんなところで対比の演出がされていました。エモの暴力です。ゼロワン最後まで見ててよかったぁってなりました。
あらすじ
エスは本編終了直前に、アズから受け取ったドライバーとキー、サウザンドジャッカーを使い、「楽園」を創造しようとします。もちろん或人はそれをゼロツーで止めに行きます。が、勝負は拮抗、結果的にゼロツーはキーを奪われ、それすらも楽園創造の材料とされます。
エスの目的は、「自らの信者以外を世界から消し、そのうえで世界を破壊し楽園を創造する」といったもの。信者たちはそれをかなえるために、アバドンへと変身し世界中の人をガスを使って襲っていきます。
仮面ライダーやAIMSは、団結して彼らと立ち向かいます。
一方の或人は、電車に乗っていました。電車を降りると、そこでは人々が倒れており、地獄と呼ぶにふさわしい惨状でした。
その「地獄」で、或人は一人の女性と出会います。彼女はエスとの知り合いであり、また彼のたくらみをすべて知っているようでした。彼女に案内され教会へと着いた或人は、そこであるものを目にします。
見慣れない黒いキーの刺さったサウザンドジャッカーでした。
女性は必死にキーを抜こうとしますが、それはかなわず、泣き崩れてしまいます。
しかし、或人は彼女の心情をすべて察し、エスの本当の目的を理解したのか、またこの地獄が何であるかわかったのか、その場を離れます。
その際、女性はエスにあることを伝えてほしいと、或人に伝言を託します。そして彼は、衛星ゼアに呼び戻されるかのように、現実の世界へ戻り、意識を取り戻します。
同じころ、イズやシエスタたちヒューマギアが、ライダーたちに、或人が冒頭の決戦に行く前のイズとの会話の様子を見せます。要するにエスの犯行声明を伝えたわけです。
ライダーたちは、エスや信者たちの正体、本当の目的を明らかにするために、データの解析を急ぎます。
或人も再びエスのもとへ急ぎます。ゼアが、宇宙野郎雷電を通じて手配してくれたライズホッパーに乗って。
二度目の決戦。エスの手には、あの時地獄でみた黒いキーがありました。彼はそれを使い、世界を焦土とするつもりでした。エスは仮面ライダーエデンへと変身します。血しぶきのようなエフェクトや青い人型のライダーズモデルが浮遊し、後ろから抱かれるようにして変身を遂げます。
或人はメタルクラスタに変身し対抗しますが歯が立たず、黒いキーの使用を許してしまいます。
決戦上は崩れ去り、あたり一面がれきの山となり、エスはジャッカーとともにその場を後にします。そして必死にそれを追いかける或人。
ゼロツードライバーとゼロツーキーを拾うイズの姿がそこにありました。
各地のライダーたちは、エスや信者たちの目的が分かり、その本拠点へと赴きます。情報源は、ZAIA職員の一人。アキラ100%が演じています。
そこを守るアバドンたちを退け、計画の全貌、アバドン、エスの正体へとたどり着きます。
エスたちは全員、AIを搭載したナノマシンで構成された、人やヒューマギアですらない存在であることがわかります。同様に、民間人が吸ったガスもナノマシン。
アバドンに変身する彼らは、全員「アバター」。本拠点にある回線を通してナノマシン体を動かし、人々を襲っていたことがわかりました。また、本拠点のサーバーを構築しているメイン回路は、エスの婚約者の脳であることもわかります。
要するに全員データの存在だったというわけです。
或人はエスのもとへとたどり着きます。そこはさびれた廃教会。ですが彼には見覚えがあります。
彼が意識を失っていた際に、女性と訪れた場所でした。
「地獄」でみた光景と全く同じ。エスの手には「ヘルライジングホッパープログライズキー」が握られていました。
或人は意を決してエスからキーを強奪、ヘルライジングホッパーへと変身してしまいます。
エスもエデンへと変身、しかし怒りに身を任せてふるうゼロワンの拳は、エデンの守りを破り、あと一歩というところまで追い詰めます。しかしそれは、さながらあの日のアークワンのよう。
仲間への謝罪、皆を守りたい気持ち、イズを失ったあの日の悲しみ。
様々な感情が入り交じりながらも、エデンにとどめをさそうとします。
ですが、その拳はエデンには届きませんでした。ゼロツーが間に入り、或人の拳を受け止めました。
ゼロツーの正体はイズ。そしてそのイズは、衛星ゼアとつながり、オリジナルの自分の記憶、感情を取り戻していました。
正気に戻った或人は、エスの本来の目的を口にします。
「ナノマシンの暴走で亡くなった婚約者のために、あらたな世界、『楽園』を創りたかった。」
エスの婚約者は、AIナノマシンの研究者であり、最初の被験者でもありました。
ですが、実験のタイミングが悪く、デイブレイクと重なりエスの婚約者は命を落としてしまいます。
絶望した彼は、自らをデータ化し、ナノマシンで作った体とともに、楽園の創造を計画したのです。
そのため、或人が訪れたあの地獄は、本来楽園となるべき場所だった。でも、彼女はそんなことはみじんも望んでなんかいませんでした。
デイブレイクで父を失った自分をエスを重ね合わせ、或人はエスに計画を止めることを促します。
エスもそれに快諾。事態は解決へと向かう・・・はずでした。
教会にアバドンたちが集結し、エスを裏切者とみなし攻撃を仕掛けます。また、エデンドライバーとキーが奪われ、リーダー格が仮面ライダールシファーへと変身します。
それでも、或人は、イズは、エスと婚約者の願いをあきらめず立ち向かいます。
リアライジングホッパー、ゼロツープログライズキーを手に取り、
「「変身!!」」
ゼロワンとゼロツー、二人のライダーが、「楽園」を、エスたちの笑顔を守るため戦います。
バルカン、バルキリー、滅、迅、サウザーも変身し、エスの望みをかなえるため、無数のアバドンと応戦します。
彼らの活躍があり、エスは本拠地へと到着。自らの体を捨て、データの世界へ行きます。
あの教会。そこには指輪が。エスは、もう遅かったと、指輪を手に嘆きます。
しかし、そこに白いヴェールをまとった婚約者が現れます。後ろからエスにそっと抱き着きました。
向かい合った二人。エスは白いタキシードに身を包み、彼女に指輪をはめました。
ここは、二人にとって紛れもなく「楽園」だったのです。
ゼロワンとゼロツーはルシファーを圧倒。瞬間移動で敵を惑わせ、コンビネーション攻撃を仕掛けていきます。ルシファーも負けじとジャッカーをふるいますが、二人の絆にはかなわず。
滅亡まで残り0.1秒のところで倒すことができました。
・・・・・・はい。エモすぎです。
今回は、或人とエスの対比がかなり目立った印象です。それとエデンの変身シーンとラストの婚約者とのシーン、衣装も黒から白へと変わっていく様は素晴らしすぎでした。
アズが黒のヴェールを着ていたってとこも、ラストシーンを引き立てていると思います。
不破さんも相変わらず面白かったですね。「ゴリラ」とか、「無職なんだろ」とか言われたり。
滅がエスを助けるシーンも印象的です。デイブレイクの被害者と鉢合わせたわけですから、顔の動きが、まるで動揺していたかのように見えました。滅もすこし罪の意識とかあるんでしょうね。
ここまで4000字以上書いてます。書きすぎ。
それだけこの映画は、カタルシスにあふれているってことだと思います。
60分という制限を舞台装置としてうまくつかったこの作品、あともう3回ぐらいは見に行きたいですねぇ。
では今日はこの辺りで失礼します。それじゃあまた。